黒猫亭舊館
黒猫亭主人謹製藏書録・贅言他
[一覽][檢索][本館][別館][佛言文][mixi][Fbl][RSS][QR]
2008.11.30(Dim)05:19  日本フランス語フランス文学会関西支部大会2008
DVC00003b.jpg 800×1067 128K 土曜は仏文学会の関西支部大会。今年の開催校は近畿大学。小生は語学発表の司会。例によって、発表者への礼儀として、一張羅のスーツでゆくと、小林さんやら青柳さんらに早速いぢられた。受付近辺では、当然のことながら、諸々の人々と出会ふ。かつて共に関西フランス語研究会の事務をやってゐた木内さんとは、会ふと「忙しい?」と訊きあふ仲だ。阪大に統合された旧外大系教員として大変らしい。東郷先生には、ひさしぶりやねえ、と云はれた後、最近は教育の世界にいってしまったのかと尋ねられる。いや、まだ言語学者でもありますよとこたへたが、最近は、たしかに教育系のシゴトの方が多いのであった。
 研究発表では、語学の分科会終了後に、マサコの発表を聞くことができた。堂々の発表と受け答へぶりで、巷の評判も良かったらしい。総会では、次期の支部長・幹事・実行委員の選挙結果が報告。次期支部長は、到頭、奈良女のひろぴー教授――市大仏文OBにして、市大教員OBでもある――に決定である。最後に、来年の開催校たる聖トマス大の武田さんから挨拶があって閉会。しかし、開催を引き受けたときには4名ゐた仏語スタッフが、来年度には1名しかゐない惨状になってゐようとは。
 丁度、近大図書館では「貴重本展覧会」をやってゐたのだが、米やんのはからひにより、億はするてふナポレオン・ボナパルトの『エジプト図鑑』が展示されてゐて、総会終了後に、みなぞろぞろと展示室へむかひ眼福を得る。その後の懇親会では、かの「近大マグロ」が供され、小生も一切れつまむことができた。こゝでは白水のKさんと雑談。彼女、先日、営業にゆくため水間鉄道に乗ったと自慢。たしかにアレに乗ったことのある関東人はあんまりをるまい。
 二次会は、関谷さん、岩本さん他と鶴橋で。なぜか永盛さん、山上さん、友谷さんてふ17世紀イストに囲まれる。隣は平塚。彼は永盛さんとタメで、小生よりひとつ下なのだが、それを指摘すると、そんなはずはない、とか云ふのであった。しかもネタではなく真剣らしいところがなんとも平塚ではないか。

(ライトアップされた広場の木々と創立者・世耕弘一の像。ちなみにこの灯り、ほんとは12月にならないと点灯しないんださうだが、これまた米やんの「点灯チェックせんかい」との要請(!)により、一時的に点灯)
  • makkom (2008/11/30 11:38)
    去年は武庫女だったよね!?なつかしや〜。最近、『フランス料理用語辞典』とやらを買って、フラ語に久々に触れたが、某ラヴェル先生を思い出し、怠け者の自分も思い出し。
  • 黒猫亭主人 (2008/12/01 07:13)
    いやいや、去年の支部会は阪大やで。
    http://chat--noir.com/j/nicky.cgi?DT=20071203A#x20071203A
    まあ、外国語の勉強は一生モンやさかい。
  • 小林宣之 (2008/12/01 21:19)
    久しぶりに覗いてみると更新されていてビックリ嬉し。ぼくの名前も書いてくれていて、ますます嬉し。いじられやすい人をいじってしまうのはぼくの病です。ところで、『エジプト図鑑』はまずいなあ。一応あの大著には『エジプト誌』という定訳のようなものがあるのです。
  • 黒猫亭主人 (2008/12/01 21:37)
    お、つひにご光臨ですな、小林先生。「いぢり」は弱者への愛ゆゑでせうか? 尤も、安部公房は「弱者への愛には、常に殺意が込められている」と書きましたがね。笑
    そして、『エジプト誌』のご指摘ありがたうございます。てふわけですので、読者のみなさん、ちゃんと脳内訂正してお読みください。
nom  écrire un mot   

2008.11.28(Ven)06:27  プレゼンアワード L-1 2008
L1_bira_floor_1116ver2.jpg 800×1131 194K ちまたではM-1予選が3回戦に突入してるやうだが、こちらは L-1。L とは表向き「文学部」の L と目されてゐるやうだが、じつは Littérature [リテラチュール](文學)であり、Lecture [レクチュール](読書)であり、Livre [リーヴル](書籍)であり、ついでに Liberté [リベルテ](自由)でもあったりするフランス語なのだ。「書評賞」の入門篇として位置づけた「プレゼンテーション大会」で、じぶんの好きな本を取り上げ、「いかに読みたくなるやうなプレゼンをするか」を競ふてふもの。何を隠さう、ダイキと焼鳥屋で呑みながら考へた企画である。教育促進支援機構のなかでも、どこのチームにも属さず、事務局長たる小生直轄の企画てふことで、リキ入れてます。マイミクの某氏と某氏が出場、らんがスタッフで気張ってくれてまさ。
 現在、フロアの観覧者――紅白のやうに、審査もやっていただく――を大募集中。学外の方も観覧OKなので、ぜひおいであれ。
----------
「プレゼンアワード L-1 2008」
主催:大阪市立大学文学部・文学研究科教育促進支援機構
協賛:大阪市立大学生活協同組合

日時:2008年12月13日(土)13:00-16:00(開場12:00。先着順でご入場いただけます)
場所:大阪市立大学学術情報総合センター10F大会議室
プレゼンター:http://tonarini.net/eru/floor/menu4.html
審査員:
金児 曉嗣(大阪市立大学長・教育促進支援機構初代会長)【審査委員長】
西村 滋(大阪市立扇町総合高等学校長)
福岡 美彦(文学部卒業生代表、学友会・有恒会副会長、元京都新阪急ホテル代表取締役社長)
脇村 清也(生協代表、大阪市立大学生活協同組合専務理事)
井上 徹(文学部副学部長、東洋史学専修教授)
廣瀬 ゆう子(大学院学生代表、ドイツ語ドイツ文学専修D2回生)
東野 麻衣(学部学生代表、フランス言語文化コース4回生)
堀内 達夫(教育促進支援機構会長、教育学専修教授)

サイト:http://tonarini.net/eru/floor/
問合せ:purezen08@yahoo.co.jp
  • 黒猫亭主人 (2008/12/04 07:26)
    脇村専務が、全国生協連の総会とバッティングしてしまひ、ピンチヒッターに大場常任理事、つまり地理の大場先生に交代。
nom  écrire un mot   

2008.11.28(Ven)05:28  中村光『荒川アンダーザブリッジ』8(スクウェア・エニックス ヤングガンガンコミックス)
荒川アンダー ザ ブリッジ 8 (ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ 8 (ヤングガンガンコミックス) 少年向け漫画のなかで異彩を放つやうにと描かれたP子が表紙――カヴァー下の表紙絵で、リクに「詐欺レヴェルの写真うつりと突っ込まれてゐる――。宗像コーチのやうになってるシロさんが。しかし、シロさんと勘違ひ・島崎との行く末はいかに。
 あと、『中村工房』で大活躍だった宇宙兎が登場。そして、密かにニノさん?を守る謎のおっちゃんも、チラと出演。でも、そんな守り方でえゝんか?!
nom  écrire un mot   

2008.11.28(Ven)05:28  よしながふみ『きのう何食べた?』2(講談社 モーニングKC)
きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC)

きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC) のんびりレシピつき日常漫画の2巻目。かういふのを見ると、料理がしたくなるが、結局めんどくさいのと時間がないので――前者の理由が大きい――なんにもしないのであった。
  • ことみ (2008/11/28 08:29)
    まったくそのとおりですね。私は台所でも使える初回限定版を買った割にはまったく先生と同じ感想をです。いかん。。。
  • 黒猫亭主人 (2008/11/29 05:03)
    わはゝ、いかんねえ。しかし、現在の小生は、椅子で寝る日々で、暇はカケラもないのであった……。
  • makkom (2008/11/30 11:39)
    オトコ、40代、がんばりなはれ。掃除は大丈夫?
  • 黒猫亭主人 (2008/12/01 06:52)
    おう、おまへもな。笑。 掃除は……。
nom  écrire un mot   

2008.11.10(Lun)04:56  日本フランス語フランス文学会秋季大会2008
morioka.jpg 800×1067 84K 今年の秋は岩手大学。飛行機の時間のせゐで、往路は関空発、復路は伊丹着。学校に寄ってから出発だったのだが、なぜか往路を伊丹発と勘違ひしてゐて、あべの発のバスに乗って、一応確認と確かめたところで間違ひ発覚。周章てゝバスを飛び降り、さっき降りてきたJR阪和線にふたたび乗り込んだのであった。ちなみに、バスでは「あゝ」てふ感じで料金を返金してくれた。よくあることのやうである。
 関空に着くや、関学の関谷さんに会ふ。その後は近大の松村さんにも。飛行機に乗ってみると、ほかにもぞろぞろ。なにぶん乗るべき飛行機が限られてゐるので、当然といへば当然。
 岩手大の大会実行委員長は、かつてセンター試験を1年一緒にやった仲の山本さん。会場の建物に這入るや出会ったので、久闊を叙す。あとちょっと遅い時期ならスキーができたのに、と云はれる。さう、流石東北、寒いのであった。
 個別発表は当然ながら語学部屋に。Sくんの発表はどんどんショウ・アップされてゐるやうだ。博論準備中の先輩のAさん――じつは浪花グランドロマンの旗揚げメンバーでもある――の発表もあったが、これは裏番組であった。
 盛況の懇親会では、もっぱら事務局のRちゃんと雑談。編集事務担当のM子さんを紹介される。慶応仏文ださうで、早大文藝のRちゃんとは早慶戦である。結構大きなお子さんがいらっしゃるさうだが、さうは見えないので大いに驚く。三人で雑談してゐると、神戸大の岩本さんが寄ってらして、「院生の方々ですか?」と仰有った。そんな雰囲気、あるひはコンテクストが存在したのかしらん? 彼女らが若く見えるのは慥かだが。
 二次会は、宿のほん近く。このブログの読者らしい大手前の小林さん――岩本さんのおつれあひである――に、最近ブログ書けないくらゐ多忙なんですけど、学会行ったとかは記録として書いてるんですてふと、ぢゃあ、今回も書かなきゃと云はれる――書く暇ありませんでしたわ、小林さん!――。
 復路の便では、バス停から中島先生と一緒。他には、またしても松村さんとか、やっぱりぞろぞろ。松村さん、米やんの近大組とは、結局、空港バスで上本町までいっしょであった。じつは今年の仏文学会関西支部大会は近大なので、月末の再会を約して旅は終了。

(盛岡の刺身。「すい」とはどんな魚ぞ?)
  • 小林宣之 (2008/12/01 21:27)
    順番が後先になりましたが、岩手大の記事にもぼくのことに触れてくださっていたのですね。書く暇ができたみたいで、愛読者としては嬉しいです。なんだか嬉しがってばかりいますね。
  • 黒猫亭主人 (2008/12/01 21:40)
    最近、小林さんとの遭遇率が高いてふことですね! 尤も、岩本さんとも同じくらゐ遭遇してますが!!
nom  écrire un mot   

2008.11.05(Mer)05:28  銀杏祭2008
P1010493.jpg 800×600 126K 10/30-11/3は第1部の学祭である「銀杏祭」。今年は「市大かわら版」の特集「銀杏祭24時」のために、ずっと張り付きで取材――てふか、写真撮影。怪しまれないやうに、腕章して名札も下げてゐたのだが、余計怪しかったらしい。邦楽くらぶの学生が、先輩であるユイに「あれ誰ですか」と尋ねたと、のちにI係長経由で教へられた。
 なるべく学祭実行委などの裏方さんを撮影すべく、開始前夜から旧教養地区に足を運び、あちこち撮影。翌朝の風景まで入れて、この間の撮影枚数658枚。いやはや、編集が思ひやられるではないか。
 学祭では、卒業生のタエコ、ショウコ、イク、カズヒコ、そして経済だったショウと再会。みんな元気に働いてるさうでなによりであった。

(中日にこぢんまりやってゐた大喜利。回答者たちのうち、まんなかの3人までが、元教へ子だったりする)
  • せき (2008/11/28 19:38)
    GRFの日に行ってたんですが会えませんでしたね・・・残念です。ところで、市大の大学案内ってどちらに行けばいただけますか?入試課?(←ありましたっけ??)
  • 黒猫亭主人 (2008/11/29 04:58)
    GRFは、最初だけ撮影してたんやけどね。
    ところで、あるで、入試課。急ぐやうならサイトからpdfを。
    http://www.osaka-cu.ac.jp/about/guide/magazines.html
nom  écrire un mot   

過去ログ 2005年08月 09月 10月 11月 12月 
2006年01月 02月 03月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2007年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2008年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2009年01月 02月 03月 

一覧 / 検索