| 土曜は仏文学会の関西支部大会。今年の開催校は近畿大学。小生は語学発表の司会。例によって、発表者への礼儀として、一張羅のスーツでゆくと、小林さんやら青柳さんらに早速いぢられた。受付近辺では、当然のことながら、諸々の人々と出会ふ。かつて共に関西フランス語研究会の事務をやってゐた木内さんとは、会ふと「忙しい?」と訊きあふ仲だ。阪大に統合された旧外大系教員として大変らしい。東郷先生には、ひさしぶりやねえ、と云はれた後、最近は教育の世界にいってしまったのかと尋ねられる。いや、まだ言語学者でもありますよとこたへたが、最近は、たしかに教育系のシゴトの方が多いのであった。 研究発表では、語学の分科会終了後に、マサコの発表を聞くことができた。堂々の発表と受け答へぶりで、巷の評判も良かったらしい。総会では、次期の支部長・幹事・実行委員の選挙結果が報告。次期支部長は、到頭、奈良女のひろぴー教授――市大仏文OBにして、市大教員OBでもある――に決定である。最後に、来年の開催校たる聖トマス大の武田さんから挨拶があって閉会。しかし、開催を引き受けたときには4名ゐた仏語スタッフが、来年度には1名しかゐない惨状になってゐようとは。 丁度、近大図書館では「貴重本展覧会」をやってゐたのだが、米やんのはからひにより、億はするてふナポレオン・ボナパルトの『エジプト図鑑』が展示されてゐて、総会終了後に、みなぞろぞろと展示室へむかひ眼福を得る。その後の懇親会では、かの「近大マグロ」が供され、小生も一切れつまむことができた。こゝでは白水のKさんと雑談。彼女、先日、営業にゆくため水間鉄道に乗ったと自慢。たしかにアレに乗ったことのある関東人はあんまりをるまい。 二次会は、関谷さん、岩本さん他と鶴橋で。なぜか永盛さん、山上さん、友谷さんてふ17世紀イストに囲まれる。隣は平塚。彼は永盛さんとタメで、小生よりひとつ下なのだが、それを指摘すると、そんなはずはない、とか云ふのであった。しかもネタではなく真剣らしいところがなんとも平塚ではないか。
(ライトアップされた広場の木々と創立者・世耕弘一の像。ちなみにこの灯り、ほんとは12月にならないと点灯しないんださうだが、これまた米やんの「点灯チェックせんかい」との要請(!)により、一時的に点灯)
| |