黒猫亭舊館
黒猫亭主人謹製藏書録・贅言他
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2007.05.28(Lun)05:00  続レポートセミナ&1回生交歓会
grp0528051629.jpg 800×632 83K 26日に2セット開かれたのは、教育促進支援機構による木曜の企画の続篇。スケジュールの都合で来られない人のためにと、土曜にも開催てふわけである。1回生の参加人数は、10時の部が13人、13時の部が18人と、木曜の48人には及ばぬながらも、セミナ・交歓祭共に盛り上がりつゝ終了。スタッフたちは、はやくも来年度の新歓キャンプへと想ひを馳せてゐるやうであった。
 セミナ講師は、木曜に引き続き登場の Ynori くん他、ウミちゃんノトちゃんの国文コンビ。質問コーナにはレイちゃん――すでに、1回生女子の憧れのお姉さまに?――、助っ人に、これまた木曜に続きヤッシーが参加、1回生スタッフを補佐した。そして、成長するスタッフに、総監督のダイキも感無量。すなはち、教へ子の成長を見守る「教師的立場」に目覚めたわけである。そんな彼を、小生が見守るてえ構図なのであった。

(最後に挨拶する1回生スタッフ。リーダーはマイミク・マイコ☆。その働きに惜しみない拍手が)
  • makkom (2007/05/28 15:35)
    関係ないのですが、郵便受けに恐怖の「リュテス」からのお手紙が!すぐさま、蓋を閉めて、未だに郵便受けの中に入りっぱなしです。次の次の給料日くらいに、お支払おう、と、宛名に書かれた、Nnさんの端正な文字を見て考えております。
  • 黒猫亭主人 (2007/05/30 02:06)
    お手紙を受け取り続けたければ、払たってなー♪
  • しらた (2007/06/02 13:52)
    >makkomどの 宛名が手書きなのはねぇ、宛名印刷がうまくできなかったからなのよ〜ほほほ。ハガキだけでも返してくれるとうれしいっす(はぁと)
  • makkom (2007/06/05 18:33)
    こわいワっ!あたし、この会がこouiのっ!!支払いは、次のバイトが決まってからになりそう、、、ごめん。
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2007.05.27(Dim)05:04  森博嗣『イナイ×イナイ』(講談社ノベルス)
イナイ×イナイ (講談社ノベルス モF- 38)

イナイ×イナイ (講談社ノベルス モF- 38) 新シリーズ第1作。美術品鑑定業の椙田事務所――さう、あの人の事務所ですな――に、富豪・佐竹家の双子の姉が訪ねてきて、幼い頃死んだはずの兄を捜してくれと依頼する。応対したのは、事務所のヴォランティア店番で、本業は美大生の真鍋と、事務所の新入り秘書――本人曰く・助手――だが、既に三十路(?)の別嬪さん、真空管マニアの小川令子。このふたりに、趣味で探偵を開業してゐる鷹知祐一朗が加はり、事件の謎に挑む。舞台は東京。ちなみに、西之園萌絵は、東京の大学に就職したやうで、ちらりと出てくる。
 なほ、次回作は『キラレ×キラレ』。このシリーズ「Xシリーズ」ださうだ。
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2007.05.27(Dim)05:04  伊坂幸太郎『チルドレン』(講談社文庫)
チルドレン

チルドレン (講談社文庫 (い111-1))
 5篇からなる短篇連作。一貫して登場するのは、伊坂作品ではありがち(?)の破天荒な言動の人・陣内くん。時間軸は、作品毎に前後する。しかし、著者後書にあるやうに、「一つの長い物語として読」むべきであらう。ちなみに、最初の作品に出てくる「お面強盗」は、『ラッシュライフ』にちらりと出てきてゐる。
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2007.05.27(Dim)05:44  椎名軽穂『君に届け』4(集英社 マーガレット・コミックス)
君に届け 4 (4)

君に届け 4 (4) 発売初日に平積みの山になってゐたうへ、阪和線で隣の女子高生も読んでゐたりして、やはり人気になってゐる模様の、小生昨今イチオシ少女漫画第4巻。今号は、つひに本性をあらはしたくるみちゃんと、風早への恋を自覚してゆく爽子のハナシ。このふたりのシーンにはじまり、このふたりのシーンで終はる。合間に、矢野ちんの対抗作戦やら、体育祭やら、龍の告白やら、風早の行動やら。
 くるみちゃんの、爽子が風早に構ってもらへるのは陰気で周囲が引いてるからてふ嫉妬にくはへての発言「わたしみたいに可愛くて人気者は努力するしかないんだからねー!!」(p.13)には目から鱗が。そして、さう云はれて、人気者って大変だったんだと思ふ爽子の、「そしては私は陰気者で得をしていたのか……!!」(p.14)には、電車裡にも拘らず笑ってしまった。
 ちなみに、巻頭付録は水に溶ける「爽子の忍者ひみつメモ」。スパイ手帳のやうだ。
  • 砂規 (2007/05/29 21:56)
    結構好きですこの漫画。
  • 黒猫亭主人 (2007/05/30 02:08)
    おゝ、それはそれは。
    全然関係ないけど、上のレポートセミナーの研究支援チームのスタッフとして来てた子のひとりは、鋼のやおい本の分析で修論を書いた子やった。
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2007.05.25(Ven)05:57  レポートセミナ&1回生交歓会
 教育促進支援機構の企画。新歓キャンプに来られなかった人たちのフォローと、ついでに1回生にレポート・リテラシーを教授するためのセミナが合体。場所は法学部棟11回大会議室。こゝは、教員常駐が貸出条件ゆゑ、小生は張り付きである。
 オーガナイザーはダイキだが、今回の実行チームは1回生4人。頼もしいかぎりである。今回チーフのマイコはじめ、チィとカナコはキャンプ時点で、サテライト・スタッフへの参加を表明してゐたが、こゝへきて、黒一点のたっちゃんが参加。あとで聞いたところによると、彼、小中高と生徒会なんぞをやったりと、「何かする」のが嫌ひではない性格のやうだ。
 なほ、この企画、明日土曜日も2回回しである。どうぞ、お気軽にご参加を。

(左:研究支援チーム企画のレポートセミナー。初代事務局長の塚田先生が「うまいねー」と云ふて去ってゆかれた。 右:班対抗ポーズ・クイズ。各班から出た1人づつが、お題について目隠ししたまゝポーズをとり、同じポーズをした者どうしが多ければポイント・ゲット。この回のお題は「イチロー」。まんなかの2人は「事実的には正しい」にも拘らず、少数派なので0点。ちなみに、人数合はせで小生の参加させられたE班、同点決勝になり、下宿生きみちゃんがジャンケンで優勝をゲットした)
  • 黒猫亭主人 (2007/05/26 04:13)
    セミナ講師にはマイミクYnoriくん。E班員には、マイミクのはまーくんも。
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2007.05.22(Mar)05:33  佐原ミズ『マイガール』1(新潮社 BUNCH COMICS)
マイガール 1 (1)

マイガール 1 (1) (BUNCH COMICS) 23歳の正宗――眼鏡男子だ――は、5年前に留学するといって去っていった、4つ上の陽子さんのことが、いまだに忘れられない。と、そこに突如、彼女の訃報が。お通夜に駆けつけると、彼女が密かに子供を育てゝゐたことゝ、それが自分の子供であることを知らされる。葛藤する正宗は、ある日、5歳のコハルちゃんと出会ふ。この子こそ、陽子さんの子供であり、その子の携へてきた、陽子さんから正宗への、しかし出されなかった手紙の束を読んで、陽子さんの心の裡を知った正宗は、愛する人を失った日々をこれから迎へるであらうコハルちゃんのために、一緒に暮らすことにするのであった。
 いやあ、頓に涙腺の弱くなった小生、新幹線裡で思はず落涙。いやはや。夢花李こと佐原ミズの、こちらは「えーハナシ」路線。コハルちゃんの返事が「うん」ではなく、常に「はい」ってのがまた泣かせる。
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2007.05.21(Lun)05:31  フィヨン内閣
 サルコジ任命の François Fillon [フランソワ・フィヨン] による組閣が完了。新内閣は、15閣僚と大幅削減、うち7名が女性なのは、パリテ――男女同数――法に基づいてゐる。
 話題は、外務・欧州大臣の Bernard Kouchner [ベルナール・クシュネル]。国境無き医師団(MSF = Médecins sans Frontières [メドゥサン・サン・フロンティエール])の創設者にして、社会党所属であったが、この「開かれた政府」に参加したことで、社会党を除名された。サルコ側の思惑は、もちろん、下院総選挙対策。
 それから、国璽尚書――コクジショーショと読むぞ。ちなみに、原語は Garde des Sceaux [ガルド・デ・ソー]。法務大臣の別名であるが、後に Ministre de la Justice と続けられることも多い――に任じられたRachida Dati [ラシダ・ダティ]。彼女は与党 UMP の所属だが、モロッコ系の父親とアルジェリア系の母親の間に生まれた「マグレブ系」なのだ。これまた、アカラサマな人事ではないか。
 なほ、52歳のサルコジ大統領下新内閣の平均年齢は53歳。最年少は、39歳の高等教育・研究大臣 Ministre de l'Enseignement supérieur et de la Recherche のValérie Pécresse [ヴァレリー・ペクレス]。ダティは42歳、クシュネルは67歳で最長老である。
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2007.05.21(Lun)04:59  日本フランス語学会・フランス語フランス文学会春季大会@明大
P1020926.jpg 600×800 161K 土曜は朝9時集合で、教育学会の講演会準備をし、10時からは語学会のシンポに出席。隣に坐わったRちゃんの傘の柄についてる猫の顔がたいさう可愛らしいので、見せてもらひ、猫談義。彼女も「猫派」で、ついでに英語では "cat person" てふのだと教へてくれる。「わたしは猫派」は "I'm a cat person." ださうだ。しかし、そこは語学屋同士、すぐに、ぢゃあフランス語では、となる。"Je suis très chat." だと「猫っぽい」の意味にもなるから、どうなんだらうてふのが結論。ちなみに「コーヒー派」なら "Je suis très café." でOK。「コーヒーっぽい」って解釈があり得ないからね、ってなハナシに。
 その後は、教育学会のバラシに参加して、前幹事長の小松さんらと昼食。さらに、文学会のワークショップまでの時間をお墓参りにあて、千代田線で千駄木へ。さう、福島家の墓は、谷中の長命寺にあるのだ。
 蜻蛉返りで明大に戻り、ワークショップ「世界のフランコフォン」に参加。チュニジア、セネガル、ケベック、マルティニークのハナシを聞く。
 その後の懇親会で会ったH社のワッキー――かつて『新劇』→『しんげき』→『Les Spec』と名を変へた雑誌の最後の編集長を、当時弱冠24歳で務めたひとである。最終号を持ってゐるといふたら、それはレアものですよ、といふてた――とともに、O大のFさん、N外大院生のAくん、S社のジンくんを拉致って、このほど町屋に引き越したH社すーちゃんのもとへ。町屋も千代田線一本でゆけるのであった。もちろん、戻りも千代田線一本。
 翌日曜日も朝から仏文学会。 しかし、前日にパソコンのACアダプタがぶっ壊れ、充電ができないため、仕事が全然できないのには難渋した。

(千代田線千駄木と山手線日暮里の間にある長命寺。向かうに見えるのは「質屋おぢさん」)
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  • しょうこ (2007/05/21 16:23)
    お疲れ様です。"Je prefere les chats.""J'aime les chats.""Je suis amoureux des chats.""Je suis plutot chat."等々みたいですね。まぁ、聞いた相手が猫派じゃなかっただけかも知れませんが。私は中立です。アクサンが書けません。
  • 黒猫亭主人 (2007/05/21 16:32)
    調査、ありゃーとさん。けど、なんか「派」のニュアンスがないなあ。plutôt くらゐかな。"〜 person"は辞書にも出てるくらゐ熟した云ひ方やのに。
    ちなみに、アクサンはhtmlのエンティティを使って書いとくなはれ。
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2007.05.21(Lun)04:20  日本フランス語教育学会春季大会@明大
P1020918.jpg 600×811 199K 金曜は、明治大学でフランス語教育学会の春季全国大会。午前中に学会誌編集委員会があったので、朝から出発。新幹線裡でも仕事しつつ、御茶ノ水まで。
 午後イチの総会で、大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズの横山さんの後任補充として――彼は、この春から、甲南中・高のフランス校の校長先生として、3年任期で渡仏――承認され、2度目の理事を務めることになった。理事の任期が切れたので編集委員を受諾したのだが、併任に……f(^ー^;
 宿泊先は、久々のコープイン渋谷。明大からは、東京メトロ千代田線の新御茶ノ水から一本でこれる――明治神宮前下車――のがありがたい。だが、原宿や表参道をうろうろするヒマはないのであった。

(写真は、表参道の交叉点からコープイン渋谷に向かふ途中――明治通りを渋谷寄りにちょっと行ったところ――にある MILK 本店。季節毎に変化するショウウインドウのディスプレイは毎度可愛い)
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2007.05.16(Mer)05:42  『上方芸能』164号
『上方芸能』 2007年 06月号 [雑誌]

上方芸能 2007年 06月号 [雑誌] 大阪市立大学文学部(社会学)の大先輩・木津川計さんが発行しつゞける『上方芸能』。小生の父親がずいぶん書いてゐるが、このたび小生も雑文にて登場の運びとなった(「美学な幕切れ」)。
 ちなみに、特集は「文化のチカラ」。創造都市大阪についててふわけで、なんと、巻頭を飾るのは、マイミクまるろう氏である。さらに紳ちゃんも出てゐるぞ。
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  • 黒猫亭主人 (2007/05/16 21:19)
    父親氏もまた書くらしいデスよ。
  • asako (2007/05/17 00:09)
    わーそれは買わねばです!上方芸能は一時期愛読してましたが、しばらくご無沙汰でした。豪華なラインナップですね・・・しかも先生のお父様の記事も読めるなんて。木津川さんがんばってはりますね。
  • 黒猫亭主人 (2007/05/21 04:18)
    えー、父親氏は体調不良のためご辞退ださうで。f(^ー^;
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2007.05.16(Mer)05:15  外国語教育メディア学会関西支部春季大会
P1020879.jpg 600×800 190K 通常の授業準備と授業だけでもかなり時間を食はれるワタシ。かてゝくはへて、先週は、会議が5つに博論修論卒論演習に教育促進支援機構総会。さらに土曜は、13:30まで武庫女大でLETの支部大会に参加し、14時から大手前大の西宮キャンパス改め「さくら夙川」キャンパスへ、仏文学会関西支部の実行委員会に参加と、ワタシ的には怒濤の一週間であった。もはや、会議の準備は直前にしかできず、土曜も、仏文学会用の請求書を、LET支部大会の受付でポータブル・プリンタで印刷してる始末。いやはや、綱渡りはもうイヤだなあ。

(阪神・武庫川駅は、武庫川の上に架かってゐる。武庫女の学生さんでにぎはふが、学生さんが乗降するのは次の鳴尾駅)
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  • しらた (2007/05/17 20:44)
    それで支部会の請求書がLETの封筒に入ってたわけですね。。。お疲れ様です。
  • 黒猫亭主人 (2007/05/17 22:22)
    いや、まあ、あれは、封筒がたくさん余ってるので(もう、ぼくんとこは事務局やないねん)、流用しただけなんやけどねf(^ー^;
  • makkom (2007/05/18 14:27)
    ええ!知らぬ間に近所まで来られていたや〜ん!次回はお立ち寄り下さい。チャリで必死で駆けつけて、タッチしてど〜ん、で踵を返しますので
  • 黒猫亭主人 (2007/05/21 12:22)
    makkom くん、結婚したら、そんなことせんと、もうちょっと落ち着きや。
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2007.05.07(Lun)03:22  セゴ姐さんの敗北
 5・6仏大決戦は、投票〆切直後、早々にサル公の当確が出た。54.2%とは France 3 の数字であるが、ほゞ事前調査どほり。山は動かずであった。
 これでフランスは、アメリカ型自由競争社会を目指すことになるわけだ。富める者は益々富み、貧しき者は愈々貧しくなる。小泉的格差増大社会の到来である。移民はより規制され、移民系は「移民系市民」として実体化され、「非移民系市民」との間に溝がうがたれ、極右的「移民系は父祖の国へ帰れ」言説が幅をきかすやうになるやもしれん。桑原クハバラ。
 6月の国民議会 Assemblée nationale [アッサンブレ・ナスィヨナル]――日本の衆議院にあたる――選挙でも、サル公のUMP勝利の可能性が高い。今回、反サル公を表明した中道右派のバイルーは、UDFが吹っ飛んだ――所属議員の半数がサルコジ支持に走った――ため、新たに「民主党」(仮)を結党して、左右双方に不満の中道派の結集を計るやうだが、はたして、なんぼの議席を獲得できるものか。そして、セゴ姐と、またも敗れた社会党の行方は。
 ところで、酒を呑まない(呑めない?)新大統領は、ワイン講釈ができないワインの国のトップとして、外交の重要なアイテムであるお食事会をどう切り抜けるのであらう。アンチョコ丸暗記か?
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  • makkom (2007/05/08 02:37)
    ワインが呑めない!?それは聞き捨てならないな〜。ユダヤの戒律とかなのかしら。。。ところで、セゴさんは、討論会で少し感情的になり過ぎていた様な。敗因はそれだけではないんだろうけれど。とは言え、接戦だった訳で、お猿さんがどうシフトチェンジするのか、注目しとります。ミーハーに。
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2007.05.03(Jeu)05:56  新稽古場現状視察
P1020845.jpg 800×600 92K マイミクももいぬろうくんが書いてゐたが、現在、浪花グランドロマンはアトリエ移転作業中である。そして、写真は、なにやら現代美術のインスタレーションのやうにも見えるが、引っ越し先の現状だ。上からぶら下がってるのは電気配線。
 しかし、はたして、GW中に、現アトリエの解体作業は完了するのであらうか……。現在、絶賛お手伝ひさん募集中。
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  • makkom (2007/05/08 02:39)
    本当の「アナーキーなアート」は実は日常のこんなところに、あるのかも知れない、と感じる今日この頃です。偉そうに、講釈云々垂れても、こういう風景が単純に美しいと、「芸術」ってなんぼのもんじゃ、と思ったり。
  • 黒猫亭主人 (2007/05/08 07:34)
    そりゃあ、dadaisme やね。
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2007.05.02(Mer)04:59  『稲垣足穂の世界――タルホスコープ』(平凡社コロナ・ブックス)
稲垣足穂の世界―タルホスコープ

稲垣足穂の世界―タルホスコープ 「ヒコーキ」「ポン彗星」「菫色」「美少女」など、タルホにまつわる42のキーワードについて、種村季弘、あがた森魚、竹宮恵子、浅川マキ、椿實、龍膽寺雄らが書いたエッセイ集。矢川澄子らの故人が這入ってゐるのは、元が1991年に出た『太陽』の「稲垣足穂の世界」を再編集・増補したものだかららしい。
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2007.05.02(Mer)04:48  岡野玲子『妖魅変成夜話』4(平凡社)
妖魅変成夜話 4

妖魅変成夜話 4 平凡社のPR誌『月刊百科』連載の、線はみんな筆で描かれた漫画の、4年ぶりに出た第4巻。「ヨウミヘンジョウヤワ」と読む。瑞雲たなびく生まれの李成潭は、中央に出て科挙に合格、めでたく役人となるが、生来、人外のものに好かれやすい性質で、幽霊やら白狐やら妖怪やらに取り憑かれつゝも任務をこなしてゆく。一方、成潭の上司・龍玉将軍は大層な美形であるが、じつは神仙世界の出身。この巻では、彼女の過去を巡るハナシとなってゐる。
 ちなみに、第3巻の巻末で、この世界に住民票を移したいと書いたしりあがり寿、「寿」てふ名前の小役人として、みごと住民票を貰って出演が叶ってゐるぞ。
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2007.05.02(Mer)04:35  遠藤浩輝『EDEN』16(講談社アフタヌーンKC)
EDEN 16―It’s an Endless World (16)

EDEN 16―It’s an Endless World (16) 愈々終盤のやうだ。物語は、最初の地へ。
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