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| ★2005.12.31(Sam)17:55 
舞城王太郎『山ん中の獅見朋成雄』(講談社ノベルス) |  | 
| 『山ん中の獅見朋成雄(シミトモナルオ)』 
 
  出たら必ず買ふ作家の一人、覆面作家・舞城王太郎の、なのに何故か買ってなかった本の新書版。舞城王太郎自身の出身地・福井の架空の街、おなじみ西暁が舞台。 ちなみに、かつて『ふらんす』の「12人の思想家たち」に付けてたイラストで――さう、イラストだけ描いてたのである――、ブランショが読んでるのが舞城王太郎なのは、もちろん「覆面作家」繋がりのネタ。
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| ★2005.12.31(Sam)17:09 
東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋) |  | 
| 『容疑者Xの献身』 
 
  大阪府大電気工学科出身の東野圭吾による2005年度「このミス」の1位作品(『本格ミステリ・ベスト10』でも1位に)。もとは『オール讀物』に連載されてたらしい。ジュンク堂で見て知ったのだが、別の古書肆にて購入。 
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| ★2005.12.30(Ven)14:17 
有間しのぶ『レッツ・ゲット・ハップ』(竹書房 BAMBOO COMICS) |  | 
| 『レッツ・ゲット・ハップ』 
 
  10年ほど前の作品の単行本化。東京都の奥地でのカントリー・ライフを舞台にした若者ばなし。 
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| ★2005.12.30(Ven)13:32 
森博嗣『τになるまで待って』(講談社ノベルス) |  | 
| 『τになるまで待って』 
 
  『φは壊れたね』『θは遊んでくれたよ』に続く「Gシリーズ」(ギリシャ文字だから?)第3弾。おゝ、犯人が! そして、やはり「彼女」の影が。次作は『εに誓って』、来年5月刊行らしい。 ところで、森博嗣、名古屋大、この春に退職してたのか。知らなんだ。
 
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| ★2005.12.28(Mer)20:22 
Ai YAZAWA, Nana,  1-11 (Akata / Delcourt) |  | 
| Nana, 1-11 
  かの大人気漫画なれど、未読であった矢沢あいの『Nana』の仏訳版を大人買ひ。砕けた会話文の勉強を兼ねて、こちらをせっせと読む。でも、縦長のふきだしに改行だらけの横文字が詰まってるのは読みにくいことオビタヾしい。しかし、1巻の設定が1999年てのは時代を感じますな。 仏訳は Sae CHIBOT。origine japonaise かな。
 
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| ★2005.12.28(Mer)20:16 
大槻ケンヂ『ゴスロリ幻想劇場』(インデックスコミュニケーションズ) |  | 
| 『ゴスロリ幻想劇場―大槻ケンヂ短篇集』 
 
  『ゴシック&ロリータ バイブル』連載の短篇群に書き下ろしを加へたもの。各話のヒロインがゴスロリなとこだけが共通してゐる。あとはSFありーの、ハートウォームありーの。 
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| ★2005.12.28(Mer)20:12 
森博嗣『ダウン・ツ・ヘヴン』(中央公論新社 C-novels) |  | 
| 『ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven』 
 
  『スカイ・クロラ』シリーズ第3弾。新書版のイラストは例によって鶴田謙二。今回も草薙水素のオハナシ。次作は、来年6月刊行の『フラッタ・リンツ・ライフ』。既に初稿があがってゐるらしい。執筆期間10日だってさ。 
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| ★2005.12.28(Mer)20:07 
益岡隆志『日本語文法の諸相』(くろしお出版) |  | 
| 『日本語文法の諸相』 
 
  神戸市外大の益岡先生による日本語文法についてのアソート。受動文やらモダリティやら格やら。 
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| ★2005.12.28(Mer)19:58 
アントニー・メイソン『ベルギー人のまっかなホント』(マクミラン・ランゲージハウス) |  | 
| 『ベルギー人のまっかなホント』 
 
  英語教育系の本もたくさん出してゐるマクミランの「まっかなホント」シリーズの一冊。著者の嫁さんが Belge らしい。所謂「ネタ本」。訳者はエッセイストの北條元子。 
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| ★2005.12.21(Mer)00:14 
宮崎駿『ハウルの動く城』(ブエナ・ビスタ)【DVD】 |  | 
| 『ハウルの動く城』 
 
  臆面もなくキッスする恋愛に特化して、シンプルにしたのが思ひのほか良かったかも。前作『千チヒ』に引き続きの声優・我修院サンや神木クンも良かったが――「待たれよ」最高――、キムタクも悪くないではないか。ちなみに、仏語版では「ハウル」は「アウル」と発音されてゐた。そもそも、タイトルじたいが Le Château ambulant d'Hauru と、無音の h あつかひだし。 
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| ★2005.12.20(Mar)06:42 
お洒落バトン |  | 
| 巷では「ちょい悪オヤヂ」などと持ち上げて、オヤヂ・アイテムへ財布の中身を流出させようてふタクラミが盛んであるが、そんな世界にはとんと無関係のワタシに、Mixi のマイミク Mademoiselle S からバトンが。 
 01■最近のお気に入りコーディネイトをどうぞ。
 
 コーディネイトてふほどのものはないけれど、首飾りをすることには凝ってますな。
 
 02■好きなブランドを3つ厳選して答えてください。
 
 古着, Jean-Paul Gaultier, Vivienne Westwood
 じつは古着が一番多い。
 
 03■よく読むファッション雑誌は何ですか?
 
 最近はとんと読まないけど、昔は『装苑』『Olive』『Cutie』『ゴシック&ロリータ・バイブル』。昔から、女の子ファッションを見るのが好きなのさ。
 
 04■買い物は、どこの町に行く事が多いですか?
 
 東京。なぜなら、出張に行ったときが一番時間の余裕があるさかい……。
 
 05■買い物は一人で行く派? それとも友達と行く派?
 
 いやもう近頃、咳をするのはもちろん、なにをするにも一人ですわ。
 
 06■今まで買った中で、一番高価なお洋服(または小物)
 
 なんやらう? コムサのスーツか? 服屋さんで買ったものでとすれば、最高額は Vivi の鞄。なにしろ青山旗艦店で1時間迷った。
 スーツより高いが、使用頻度からいふと鞄の方がコスト安。
 
 07■最近買ったお気に入りアイテムを紹介してください。
 
 さいきん買ってまへん。出張機会が減ったからか。
 
 08■好きな色の組み合わせは?
 
 黒×白、茶×赤、赤×黒、黒×紫、ベージュ×茶……。色味てふか、彩度の低いもんが好きなだけだったり。
 
 09■おしゃれに目覚めたのは、何歳のとき?
 
 うーん、院生になってから? いや、就職してから? 而立を迎へてからかも。
 
 10■振り返りたくない過去の自分の服装を告白してください。
 
 いや、もう、学生時代は悲惨の極みで、文字通り振り返りたくないぞ。
 
 11■お金が無い時、食費とおしゃれ代、どっちを削りますか?
 
 おしゃれ代。お金はかけずともセンスでカヴァー、がフランス流さ。
 
 12■好きな異性のファッションは??
 
 スカートもパンツも着物もギャルもゴスロリもすきやけどね、娘さんらのかまやつ帽子とをばちゃんらの派手々々スパッツにはどうにも馴染めまへん。
 
 13■お疲れ様でした。5人のおしゃれさんに、このバトンを回してください 。
 
 ご同僚の先生方に是非やってほしいのだが、誰も見てないよな、こゝ。
 
 
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| ★2005.12.20(Mar)00:50 
『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』 |  | 
| 4ヶ月前に購入してたDVDを、風邪でくたばったのを機会に観たら、意外に感動モンであった。 男の子の成長物語ゆゑに、ラストのセリフは些か理に落ちるが、細部は面白い。プールのシーンの Si j'avais une chose d'intéressé, c'était autrement que par la physique. Mais faire comprendre ça à une fille de dix ans, elles sont pas matures.(もしもぼくに美点があったとしたら、それは容姿以外のものにちがひない。けれど、それを理解させるには、10歳の女の子は若すぎる)なんてセリフとか。尤も、冒頭のユダヤ葬儀(みんなキッパをかぶってゐる)のシーンで、ひとつだけ開く Protégez-vous(自分を守れ)てふエイズ撲滅サインの傘とか、大人はどうして子供に敬語を使はないのかてふセザールの憤懣とか、前半のシニカルなノリは良いが、後半の冒険譚に移行してからはありがちの子供バナシなので――ありがちゆゑに安心できるが――、さほど推すべきものはない。この映画、ヒロインの「学校一の美少女」役である――監督の実の娘――ジョゼフィーヌ・ベリ Joséphine Berry は、慥かに別嬪さん(当時10歳。でも、13歳になった今の姿を見ると、大人に成りすぎた感もあり)だし、物語アイテム上の「賢者」として現はれるアンナ・カリーナ――えげれすパンクをばはん!で登場――も流石だが、子役たちのこましゃくれぶりこそイトをかしであらう。DVDにはセザール役のジュール・シトリュク Jules Sitruk とジョゼフィーヌ・ベリのオーディオ・コメンタリーが這入ってゐるが、かれらが細かいところまで理解しつゝ演じてゐるのがよく判る――こゝのセリフは判んないって云ってるとこもあるが――。
 ちなみに、吹き替への神木クンは、Jules に比して声が高く、さらに幼い感じであった。彼は、生身の方が受けるのではなからうか。
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| ★2005.12.16(Ven)21:12 
荻野アンナ『ラブレーで元気になる』(みすず書房) |  | 
| 『ラブレーで元気になる』 
 
  「理想の教室」シリーズの1冊。あひかはらず荻野節全開。しかし、この人、どうも、うんこ・しっこを並べても上品(じゃうぼん)さが漂ふ。育ちのせゐか? 
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| ★2005.12.16(Ven)20:13 
教授会 |  | 
| 本日は13:30-19:00。教授の先生方は、さらに博論審査会なるものを継続中だ。 風邪っぴきでヘロヘロであったが、ヘロヘロと2件の報告事項をやった。こゝんとこずっと教授会の部屋ではワイヤレス・マイクの調子がをかしいので、マイクなしでやったが、やっぱりヘロヘロ声になってしまった。芝居屋としては大変不本意。
 ところで、現在、ぼくは学内仕事をいくつやってゐるのだらうか?
 ■全学の委員:広報ホームページ委員(副委員長)、全学共通教育LAN委員(新修外国語教科会議選出)
 ■文学研究科の委員:高大連携委員(委員長)、企画委員(副委員長)、情報処理委員(副委員長)
 ■教育促進支援機構:事務局長
 お、意外に少ないかも。ぢゃあ、学外では?
 ■外国語教育メディア学会関西支部事務局長、日本フランス語教育学会理事、日本フランス語フランス文学会関西支部編集委員
 こんなもんか。まあ、忙しいのは「長」仕事であるが、ぼくの場合3で一杯ってことですな。
 そして、そんなに働いても、本日、給与改定通知が。
 さう、4%の減給ですた。(゜▽゜)
 
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| ★2005.12.16(Ven)12:13 
糠塚康江『パリテの論理――男女共同参画の技法――』(信山社) |  | 
| 『パリテの論理―男女共同参画の技法』 
 
  フランスにおいて「同等」の意の parité てふ語は、選挙においては、「男女同数法」のことを指す。すなはち、候補者の男女数の同数化が義務づけられてゐるわけである。これは性格差の解消とともに、「政治素人」の政治参加機会を増大させることで(日本では大変批判されさうだが)、政治が一部玄人向けの特殊なものとならぬことを目論んだ一石二鳥システムであったが、義務違犯の罰金を払ってでも、「玄人」すなはち「男」を多数候補者と選ぶ党が多いのが実情だったりする。 筆者は関東学院大の法学部教授。
 
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| ★2005.12.16(Ven)12:01 
酒井うらら・絵、川竹英克・編『いっそイラスト フランス単語帳』(小学館) |  |  |  |  
 
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| ★2005.12.15(Jeu)23:36 
仮面ライダー サバキ |  | 
| "SS"とは、Side Story あるひは Second Story の略であり、パロディとは異なる。文字どほり、本家の人物設定、世界設定をふまへつゝ、別の物語を仕立てたものだ。 1ヶ月前、かの2ちゃんねる「特撮」板に、「裁鬼さんが主人公のストーリーを作るスレ 」が立てられた。云ふまでもなく――いや、知らない人は全然知らないだらうが――、残すところあと3回となった「仮面ライダーヒビキ」に登場する関東11鬼の最年長(37歳)にも拘らず、他の鬼をフォローすべく連戦した挙げ句、TVに登場するときは大抵やられてしまふ裁鬼を不憫に思った何者かが立てたスレッドである。かういふ眼の付け方は、2ちゃんでは珍しくもなく、数々の脇役・チョイ役の名を背負ったスレが立てられてきた。が、このスレは違ってゐた。その玄人はだし――実際、玄人だったりするのだが――の技で一般ピーポーを駭かせる所謂「職人さん」が降臨したのだ。職人さんは、コンスタントに、現在放映中の「響鬼」の世界をふまへた「裁鬼」のストーリーを書き続けてをり、読み手からも絶大な支持を得てゐる。慥かに面白い。そして上手い。響鬼ファンは、是非ご一読あれ。
 さて、SSとは、本家があってこそなので、ブンガク的には一段低く見られがちであるが、そんなことはない。そもそも、史上、神話・伝説なるのもは、ほとんどSSである――マリア伝説なんか、みんな聖書本編のSSだ――。後世のブンガクも、SSだらけである。さらに下って、唐十郎なんか(今年、紫綬褒章に内定しながらも辞退したさうな。流石)、「唐版」と付けてるのは、みんな「本家」があるからだし、それがなくても「二都物語」(チャールズ・ディケンズ)、「さすらいのジェニー」(ポール・ギャリコ)、「ジャガーの眼」(高垣眸)、「桃太郎の母」(石田英一郎)とタイトルじたいをパクってるのも多い(「湯気の中のナウシカ」とかも這入るかも)。バルザックの人間喜劇 comédie humaine 小説群における「人物再登場法」なんて、全篇、お互ひがお互ひのSSなわけである。
 要するに、SSを莫迦にすること勿れ。
 
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| ★2005.12.15(Jeu)10:30 
レジーヌ・ペルヌー、マリ=ヴェロニック・クラン『ジャンヌ・ダルク』(東京書籍) |  | 
| 『ジャンヌ・ダルク』 
 
  ジャンヌ・ダルク研究の第一人者でもある中世史学者 R. Pernoud の分厚いジャンヌ本。 訳者は創価大の中世仏文学者・福本直之。ちなみに、福本先生は京大大学院卒だが、学部は大阪市立大学の2部仏文。先輩なのだ。
 
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| ★2005.12.15(Jeu)10:20 
高山一彦・編訳『ジャンヌ・ダルク処刑裁判』(白水社) |  | 
| 『ジャンヌ・ダルク処刑裁判』 
 
  1840年代に Jules Quicherat [ジュール・キシュラ]が古文書を編纂して刊行した全5巻の Procès de condamnation et de réhabilitation de Jeanne d'Arc(ジャンヌ・ダルクの有罪と復権の調書)のなかから、処刑裁判記録の部分を全訳したもの。amazonからの表紙絵は現在復刊されてるものだが、ぼくが買ったのは1984年に出た旧版。 
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| ★2005.12.15(Jeu)10:06 
LET支部長会議 |  | 
|  | 11日日曜、朝11時から神戸元町の兵庫県民会館にて外国語教育メディア学会(LET)の支部長連絡会。全国4支部の支部長+事務局長に、本部の事務局長と会長が集ひ、学会の運営を議論する会なり(マイメロは録画)。 17時前に終了。会後、懇親会のため、元町海側へ下る。元町駅前にはすでに行列ができてゐたので、驚いたら格安チケット屋さんとコロッケ屋さんの行列であった。いまだかつて未見のルミナリエを見る機会であったが、17時時点では待ち時間0分だったものが、19時時点ではすでに60分待ち。関東のM先生は、新幹線の時間を目一杯遅らしてはったけど、断念。ぼくも見る機会を逸したのであった。
 (兵庫県民会館からポート・タワーを望む)
 
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| ★2005.12.14(Mer)21:39 
安田喜憲・編『魔女の文明史』(八坂書房) |  | 
| 『魔女の文明史』 
 
  共同研究のメッカ・国際日本文化研究センターの研究成果。通称「魔女研」。民俗学、人類学、歴史学、法社会学etc.の学者が「魔女」をキー・タームに論考を寄せてゐる。フランス系も、かの篠田先生をはじめ3名が出場。 
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| ★2005.12.14(Mer)21:35 
平野隆文『魔女の法廷』(岩波書店) |  |  |  |  
 
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| ★2005.12.14(Mer)21:16 
ディミータル・アンゲロフ『異端の宗派ボゴミール』(恒文社) |  | 
| 『異端の宗派ボゴミール』 
 
  中世ブルガリアのキリスト教司祭ボゴミールが始めたこの宗派は、「この世は、天を追放されたサタンが作った」と説く。もちろん異端である。中世南仏に栄えた有名なカタリ派の先輩格であり、直接影響も与へたらしい。 訳者はブルガリア語入門書も書く、東欧史学者の寺島憲治。
 余談だが、ぼくは、かつて書いた芝居で「カタリ派学園高校」てふのを出したことがあるぞ。
 
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| ★2005.12.06(Mar)22:37 
特撮ヲタクばなし |  | 
| 日曜朝は、7:00のエウレカセブンに始まって、マジレン、響鬼、プリキュア、題名のない音楽会、マイメロなワタシである。ちなみに、驚異のアニメ「おねがいマイメロディー」には最近ハマりました。ちなみに、土曜朝は、マックス、セイザーXなワタシなのだ。 だが、こゝにきて、来年1月より、日曜朝7:00-7:30に「魔弾戦記リュウケンドー」なる特撮が加はることになりさうで困ってゐる。エウレカをネットで見るべきなのか?
 さて、特撮モノの「魔法戦隊マジレンジャー」「仮面ライダー響鬼」は、テレビ朝日で「スーパーヒーロータイム」を構成し、制作・東映、スポンサー・バンダイのゆるぎなきタッグで作られてゐる。大変暗い――でもワタシは好きであったが――話を土曜の朝からぶちかまして打ち切られてしまった「ネクサス」の後継として、懐かし怪獣やら懐かし役者やらを起用して明るい路線を走る「ウルトラマンマックス」もまたバンダイ提供だが、制作はもちろん円谷プロ、局は中部日本放送だ。
 伝統あるこの「東映・バンダイ・テレ朝」に3年前から立ち向かふのが「東宝・コナミ・テレ東」である。NHK朝ドラで厩務員の太郎さんを演じてゐた瀬川亮(このひと、第三舞台出身である)がヒーローを務めた――そして、現在の朝ドラでヒロインの同僚を演ずるちすんが敵の宇宙人を演じてゐた――「超星神グランセイザー」、メカゴジラやガイガン似、キングギドラ似のロボットを動員した「幻星神ジャスティライザー」のあとをうけ、この秋から「超星艦隊セイザーX」が放映されてゐる。
 そして、ついに立ち上がったのが「リュウケンドー」。なんと、局はテレビ愛知、スポンサーはタカラ、制作は松竹の「松竹・タカラ・テレ愛」なのだ。企画は「サクラ大戦」の広井王子。ふだんはあけぼの町てふ下町の警察署員が、変身して戦ふてふものらしい。いやはやじつに松竹大船調ではないか!
 なほ、あけぼの町のマドンナ役で出るらしいグラビア・アイドル佐藤寛子、元生徒会長ださうで、巷間「会長」とか呼ばれてるが、彼女のブログはアイドル・ブログらしからぬ poétique な文章が満載で眼が離せない。
 
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| ★2005.12.06(Mar)22:05 
前田建設ファンタジー営業部 |  | 
| かねてから知る人ぞ知る「前田建設ファンタジー営業部」。フィクション世界の建築物を、現在の技術で造るとしたらてふ課題に挑戦し、これまで「マジンガーZ格納庫兼プール」(2003年2月)、「メガロポリス中央ステーション銀河超特急999号発着用高架橋」(2003年10月)と、矢継ぎ早にプロジェクトを受注してきたF営業部も、このところの建築不況のあふりをくらってか、しばし待機の態であったが、現在、日本の景気底打ちとともに、第3弾「グランバレースピードウェイ新設工事」を計画中(2005年6月〜)。今回はアニメではなく、プレステ2の「グランツーリスモ4」である。しかも、テーマは愛知万博に因んでか「持続可能 sustainable 型施設」だ。来年頭には完結の予定。 
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| ★2005.12.06(Mar)21:58 
東郷雄二『東郷式文科系必修研究生活術』(夏目書房) |  | 
| 『東郷式文科系必修研究生活術』 
 
  元理系、さらに元 varérien にして Mac évangéliste の超秀才言語学者・東郷雄二先生の「大学・大学院での勉強法」本。なにしろ、サーヴァの立て方まで書いてあるからスゴイ。 
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