★2008.12.30(Mar)05:01
ミキマキ『アリーナ!』1, 2(双葉社 アクションコミックス)
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アリーナ! 1 (1) (アクションコミックス) アリーナ! 2 (2) (アクションコミックス)
「メタBL漫画」といへば、紺條夏生の『妄想少女オタク系』てふ映画化もされた作品があるわけだが、同じ『コミック・ハイ!』に連載されたミキマキの、『耽美シャス』に先立つ初男性向け作品がコレ。表紙からしてネタバレになってゐるが、外見は完璧な美少女モデル・アリーナと、売れない高校生タレント堂園ヒカルくんとの、性別を超えた愛を描く。さう、アリーナは本名「有奈惣吉」、一人称も「俺」のれっきとした男性なのだ。 子供相手の営業に出され、堪忍袋の緒が切れたヒカルは、所属する「のりプロダクション」に辞めると云ひにゆく途中で、売れっ子モデル・アリーナの広告を見て、勝手にライヴァル視する。ところが、売れないタレント――豊胸のオペをみづから行なったといふ歌手・江菅このみと、自称18歳だが結構歳のいってゐるアイドル・大路梨華――と、みづから「無敵チョチョゲッパレンジャー」に出てゐて、常時そのマスクを装着してゐる社長てふ難儀な人々のほかに、アリーナ本人が所属してをり、それを知って考へをかへたヒカルを、男らしくないと蹴り倒す。だが、アリーナは、ヒカルに惚れてしまふ。小学生女子――社長の娘で、将来法廷画家になることが夢の青海苔くらら――とか、元のりプロ所属のイケメン俳優・岬隆斗――女性キラーであったが、その挙げ句ロリコンに――らのライヴァルも登場、ふたりの行く末をめぐって、アホらしい変態ラヴコメが展開されるのであった。 「くららに勃った」とか下ネタも容赦なし。ミキマキ侮りがたし。 | | |
★2008.12.28(Dim)03:28
Last FM
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検索窓に好きなアーティスト名を入れてサーチすると、似たテイストのアーティストを表示してくれ、かつそれが聞けるサイト。
http://www.lastfm.jp/
ためしに、贔屓の Autour de Lucie を入れたら、やはり贔屓の Keren Ann がヒットした。すげえ。 | | |
★2008.12.28(Dim)03:28
ミキマキ『少年よ耽美を描け』1, 2(新書館 UN POCO COMICS)
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少年よ耽美を描け―BOYS BE TAMBITIOUS (1) (UN POCO COMICS) 少年よ耽美を描け―BOYS BE TANBITIOUS (2) (UNPOCO COMICS)
こんどはナミヘイ――文学部生だがドイ語選択――に推薦された4コマ漫画本。Boys be Tambitious てふ副題をもち、「耽美シャス」と略称されてゐる。 眉目秀麗――けれどオツムの方はアホ――の大モテ男子高校生・新葉芹(あらば・せり)18歳は、ある日、人生で初めて、彼女からフラれるが、その理由は、彼女がBL漫画にはまってしまひ、交際に時間をとられるのが惜しくなったから。このうへないショックを受けた彼は、幼なじみの同級生であり生徒会長でもある秀才・嶺良秀一(ねら・しゅういち)にBL漫画とはなにかを尋ねるも、流石の彼も知らず、ふたりで漫画を探しにゆき、中身を読んで驚愕する。しかし、元彼女を見返すべく新葉の下した決断は「BL漫画を描く」てふことであった。とはいへ、絵の下手な彼は、やはり同級生のバンド野郎で耽美な画風の潮迅太郎(うしお・じんたろう)、転校生の後輩で、勇猛な腐女子大生を姉に持ち――そしてシスコン――、姉のBL漫画の手伝ひによって高度なアシスタント技術を身につけた小清水詩伸(こしみず・しのぶ)らと組んで、BL漫画界の頂点に君臨しようとする。ペンネームは「アラ・パセリ」。そして、どっぷりと浸ったけっか、女の子に告白されても、BL漫画を読まねばならないからと断はるしまつに。だが、その「BL力」はちゃくちゃくと伸びてゆくのであった。 『りぼん』出身の端正な絵柄でアホな世界を描くメタ腐女子漫画。攻×受を完璧に理解したてふ新葉の「自分の命も顧みず 果敢に攻め立てる銀河!! やがて抗い切れずブラックホールは銀河を従順に飲み込んでいく…!!」てふ斬新なカップリング「銀河系×ブラックホール」(第1巻: 20)とか、嶺良の「オレのデータによると 受けっぽい男に姉がいた場合 ものすごい高確率で 90年代バブル期の このタイプが現れる」てふイケイケ姉ちゃん説(第1巻: 78)とか、小清水姉の「腐女子の仕事の速さを甘く見るな! 放送2時間後に同盟ができて 8時間後にサーチできてんだよ!!」(第2巻: 50)とかに大笑ひ。掲載誌が季刊の『ウンポコ』――スペイン語の un poco(ちょっと)であらう。フランス語では un peu [アン・プー]、英語は a little だ――なので、次巻は1年後であらうが、続篇が待たれるではないか。ちなみに、カヴァーをめくると、『わんボク☆』――『わんぱくなボクら☆』てふ作中BL作品。小清水姉は、そこに出てくる伊恩(受け)の大ファン――のストーリーが現はれるぞ。そして、作者のミキマキは、主にネーム担当のミキと作画担当のマキの一卵性双生児姉妹ださうだ。
公式ブログ。 http://mikimaki.blog97.fc2.com/ 1年間Webで連載してゐた4コマ――てふか、こゝが公式サイト――。 http://mmo.upper.jp/hcb/ そして、卒業した専門学校のサイトにミキの写真が。 http://shinronavi.com/school/3781/teacher.php | | |
★2008.12.26(Ven)05:22
深夜の朗読番組とアベノ橋
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Direct 8 [ディレクト・ユイット] てふフランスのテレビ局の深夜番組、Voyage au bout de la nuit [ヴォワヤージュ・オ・ブー・ド・ラ・ニュイ] ――「夜の果てへの旅」とはもちろんセリーヌの作品にかけてゐる――は、毎晩、蜿蜒3〜4時間にわたって、古典作品――翻訳もアリ――をタレントが朗読するだけの番組である。一晩で読み切るため、抜粋するのもアリなやうだが、バルザックの「シャベール大佐」(Le Colonel Chabert) など、基本は全文読んでる感じ。 そして、12/25日はディケンズの Un chant de Noël(クリスマス・キャロル)であった。朗読は、女優にして歌手の Anaïs NYL [アナイス・ニル]。セクシー・サンタみたいな恰好である――サイトから放送が見られるのだ――。彼女の公式サイト http://www.anaisnyl.com/ にゆくと、いきなり歌声が流れるのだが、これがどっかで聴いた曲だと思ったら、中山千夏の「あなたの心に」ではないか――もちろんフランス語だが――。じつはこの曲、かの Gainax の異色アニメ「アベノ橋☆魔法商店街」――もちろん阿部野でロケハンがされてゐる――のエンディングに使はれてゐた――じっさいに用ゐられてたのは、林原めぐみのカヴァー・ヴァージョンの方――のだが、アナイス・ニルは、この「アベノ橋☆魔法商店街」のフランス版のエンディングを歌ってゐたのである――ほかにも、「フルメタル・パニック!」のオープニングなども歌ってゐる――。意外な発見ではあった。 | | |
★2008.12.26(Ven)05:22
ヤマシタトモコ『恋の話がしたい』(東京漫画社 MARBLE COMICS)
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恋の話がしたい (MARBLE COMICS)
ヒトミ――経済学部生――に「よしながふみイケルなら」と推薦された本。波瀾万丈はカケラもなく、淡々とした日常のなかで、不器用だがもどかしいまでに溢れる愛情の感覚を描く連作「dialogue」――ノンケとラヴラヴに――ほか、かつて初恋の対象だった叔父さんの、報はれない恋心を姪っ子である女子高生視線で語る「Re:hello」などを収録。後者は、叔父さんの心理的あやふさと、まだ恋愛をしらない姪っ子の交叉が、個人的にツボであった。尤も、描き下ろし漫画でオチをつけてくれてゐるのだが。 そのほかには、やはり描き下ろし漫画で語られる「dialogue」の脇役・邑崎くん――主人公・美成くんにゲイを開花させた高校の同級生――のセツナイ話が。 ちなみに、ヤマシタトモコ、一緒に購入した『このBLがやばい!2009年腐女子版』では、年間ランキングトップ10――第1位は中村明日美子『同級生』――に前2作が這入ってゐる。2作這入ってるのは彼女だけ。「日常的ラヴラヴでもセツナイ系」が受けるのか? | | |
★2008.12.25(Jeu)04:05
欧州電子図書館 Europeana
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11月20日に鳴り物入りでオープンしたものゝ、アクセス集中でサーヴァがあっさりダウン、しばらくクローズになってゐた、EU肝煎りの電子図書館 Europeana [ヨーロピアナ] が復活してゐる。だが、テスト期間ださうで、トップには beta の文字が。
http://www.europeana.eu/
EU加盟国の図書館などが有する文化遺産のデジタル・アーカイヴに、オンラインでアクセス可能とする――たとへば、ウージェーヌ・シューの『さまよへるユダヤ人』なんかは、フランス国立図書館のデジタル・アーカイヴの Gallica から呼び出されてゐる――このプロジェクト、現在200万点だが、2011年までに1000万点にする計画らしい。駐日欧州委員会代表部のプレスリリースはコチラ。 | | |
★2008.12.25(Jeu)04:05
シャン・サ『碁を打つ女』[平岡敦](早川書房)
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碁を打つ女
だいぶ前に購入してゐた仏現代文学。最近は入浴中にしか小説や漫画を読む暇がないのだが、つい長風呂してしまひ、風呂を出てからも読み続けてしまふ一書であった。原題は La Joueuse de go 。2001年度「高校生の選ぶゴンクール賞」(Prix Goncourt des lycéens)受賞作である。著者の Shan Sa(山颯)は1972年10月26日北京生まれ。本名 Yan Ni(閻妮)。11歳で処女詩集『閻妮的詩』をだし、12歳のときには全国児童詩コンクールに優勝するなど、早熟の文学少女であったやうだが、高校卒業後の1990年8月、17歳で渡仏。フランス語をまなび、1992年にバカロレアに合格、1994年まで哲学をまなんだのち、画家のバルテュスの娘・春美と知り合った関係で、バルテュスの秘書として2年間働いた。序文をバルテュス未亡人のセツコ・クロソフスカ=ド=ローラ――上智の仏文を出た節子夫人である――が書いてゐるのはその縁による。そして1997年、フランス語での処女作 Porte de la paix céleste(天安門)――ちなみに、あの天安門事件は1989年6月4日のことである――を上梓。この作品で、翌年の「ゴンクール処女作奨励賞」(Bourse Goncourt du Premier Roman) を受賞する。その後は、1999年に Les Quatre vies du saule(柳のよっつの人生)――翌年、サン=ジェルマンの有名ブラスリー・リップ Lipp が毎年だしてゐる「カーズ賞」Prix Cazes を受賞――、2000年に詩集 Le Vent vif et le glaive rapide(颯風疾剣)、2001年に本書、以後、2002年には詩画集 Le Miroir du Calligraphe(書家の鏡)、2003年 Impératrice(女帝 [邦訳には「わが名は則天武后」がつく])――「近作」の出版契約をしてゐたグラセー (Grasset) ではなくアルバン・ミシェル (Albin Michel) からの出版であったため、グラセーが訴訟をおこし、アルバン・ミシェルが賠償金を支払った――、2005年 Les Conspirateurs(陰謀家たち)、2006年 Alexandre et Alestria(アレクサンドルとアレストリア [邦訳名『美しき傷』])、2007年には、シャネル日本法人代表の Richard Collasse [リシャール・コラス] との往復書簡集『午前4時、東京で会いますか?――パリ・東京往復書簡』と、コンスタントに本を出しつづけてゐる。現在乗りに乗った若手作家のひとりといへよう。 さて、じつは日仏中で映画化の動きがあるらしい本作であるが、舞台は、盧溝橋事件によって日中の全面戦争に突入した1937年の満州である。語り手は、碁の名手の16歳の女学生と、士官学校を出たばかりで満州に配属になった日本人青年中尉。両者が、一章ごとに交代でモノローグを紡いでゆく。両親の留学中にロンドンで生まれた女学生は、4歳の従兄に碁を教はり、いまでは大層な腕前となってゐる。大学生・敬輝(ミンフィ)と知り合ひ付き合ふが、彼は抗日活動家であった。一方、幼い頃に中国人の乳母に育てられ、長じて中国古典を学んだた青年中尉は北京語が話せたが、抗日分子を掃討しつつ北上、駐留した古い街・千風で、街を偵察する任務を押しつけられ、一般人に変装して見回るうち、ひとびとが路上で碁を打つ広場で、女学生の相手をすることになる。ふたりはただちに互ひを好敵手と認める。ことばをほとんど交はすこともなく、連日碁を打ち続けるふたり。ことばではなく、碁をとほして、相手を知ってゆくうち、ふたりは……。 いまのところ現代を舞台にした作品を書いてゐないシャン・サの文体は――母語ではないためか――、さまざまの出来事にもかかはらず淡々としたものだ。その文体で語られるラストはなかなかショッキングかもしれない。ちなみに、女学生の名前はラストであかされる。「夜歌(イエクー)」てふのがそれである。 冒頭の原文はこちらで↓ http://www.edition-grasset.fr/chapitres/ch_sa2.htm | | |
★2008.12.25(Jeu)04:05
西原理恵子『毎日かあさん』5黒潮家族編(毎日新聞社)
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★2008.12.22(Lun)06:23
Google ストリートビュー
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寡聞にして知らなかったのだが、フランスの主要都市が Google のストリートビューに対応してゐた。すでに夏前には対応してゐたらしい。さうと知ってゐれば、9月の研修に活かせたのに。無念。
たとへば、パリはサン=ルイのかつての我が家前。
大きな地図で見る
そして、リヨン第3大学前。
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他には大都市圏から北部のリール、南部のトゥールーズ、ニース、そしてフランス第2の人口をほこるマルセイユが対応してゐる。 | | |
★2008.12.15(Lun)08:52
京極夏彦『南極(人)』集英社
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南極(人)
取り敢へず購入。分厚い。ちなみに、「なんきょく、かっこ、ひと」と読む。京極キャラのひとつ、4流中年不気味作家・南極夏彦と、その担当編集者・椎塚有美子、駆け出し作家・赤垣廉太郎らによる「南極探検隊」シリーズ。1997年に書かれた3篇に、この2年に書かれた2篇と書き下ろし1篇をまとめた、『どすこい』につづく「お笑ひ京極」の2冊目である。作者名も「消極的彦」「京極メキシコ」「ナッチー京極」――近作の「帰ってきた南極探検隊」シリーズは、ふつうに「京極夏彦」名で書かれてゐるが――とか。このほか、赤塚不二夫とのコラボ、秋本治とのコラボを収める。なほ、「海で乾いていろ!」以外の「南極探検隊」の挿絵は古屋兎丸。「海で乾いていろ!」の挿絵は「山極なつひこ」だが、これは京極夏彦の絵ですな。 | | |
★2008.12.14(Dim)06:13
L-1 2008
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相変はらず、仕事しながら椅子で寝てるてふ日々の続くなか、昨日は、前にも書いた教育促進支援機構の新企画「プレゼンアワード L-1」。残念ながら観客数は予想以下ではあったものゝ、先月末の市大授業で放課後トークに残ってくれた滋賀の女子高生――読書部の由――も来てくれたりと、嬉しいこともあった。総評では、ほとんど小生の私的コネで来てくだすった審査委員長の金児学長から、いずれ全学の企画に拡げてもらへるとありがたく、そのときは堂々と学長として参加できるので、と云はれたり。来年は、プレゼン授業をやってるらしい商学部をはじめ、三商戦――市大、神大、一橋の旧商科大学間の文武交流戦――に出てる経済、法のゼミにあたりをつけてみようかしらん。
とまれ、企画スタッフのダイ、ヨーコ、ミキ、ラン、キュー、当日スタッフのレイちゃん、マイコ、ナツコ、タカヒロ、ノンチ、オリン、審査員の皆さん、そして観客の方々にも感謝々々。
(プレゼン終了後、コメントを待つサユリ) (優勝者は、4回生の貫禄を見せたやっしーに)
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★2008.12.04(Jeu)06:16
羽海野チカ『3月のライオン』2(白泉社 ジェッツコミックス)
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3月のライオン 2 (2) (ジェッツコミックス)
家族もなく――両親は事故で亡くなった。引き取られた家族はゐるが、彼のせゐで崩壊してゐる――、将棋にかける意気込みもなく、勝つための理由もない主人公、高校生プロ桐山零5段の成長譚の2巻目。名前のとほり「零」であるところから――この件については、零くんにからんでくる義妹・香子の指摘あり――、如何に恢復してゆくのか。「勝つ理由がない」と云ひながら、負けたくないと暴走する「本能」――これについては、松永7段のエピソードが語る。むろんオチもあるが――。ひなちゃんあこがれの高橋くん、安井6段、宗谷冬司名人、そして二海堂――暑苦しいオレさまキャラだが、その純粋さゆゑか、みんなから愛されてゐるやうだ。零だって、じつは好きにちがひない――と、さまざまの人間とのあひだがらのなかで、零は変はってゆくのだ。 誰しも思ふことであらうが、二海堂くんの『将棋はじめて絵本』がすばらしい。こいつはぜったいリアルに出版されるのでは?? そして、ごはん大好き、川本家のにゃーさんたち。「時がみえる……」って、ララァか?! 最後に単行本のみの特典、先崎学8段のコラム。「3月のライオン」に、そんな裏の意味があったとは。 | | |
★2008.12.03(Mer)04:50
田中幸子、イザベル・フォルテット『Eメールのフランス語』(白水社)
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Eメールのフランス語
近大での懇親会で水間鉄道の自慢をしてくれたKさんが担当したのがこれ。『ふらんす』連載に加筆。上智のさっちゃんの著書である。「誘う」「詫びる」「相談する」などの場面ごとに――「留学の準備をする」なんてのも――豊富な220もの文例で、メールの書き方を指導してくれる。本書さへあればすぐにメールが書けるのはもちろん、カジュアルな文例とフォーマルな文例を対比的に掲載してくれてゐたりと、カユいところに手が届く一冊。買ひである。 たゞ、アクサンをちゃんと出せるやうにと、unicode の使用を勧めてゐるが、これは、われわれのごとき「老世代」の感覚だ。さう、若者は、フランス人とも携帯のメアドを交換してゐて、アクサンはふつう使へないのだ――デコメにして HTMLメールにすれば使用可能――。そして、フランスの若者も、SMSではアクサン抜きの略語多用だったりするのであった。 | | |
★2008.12.02(Mar)04:50
椎名軽穂『君に届け』8(集英社 マーガレット・コミックス)
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君に届け 8 (8) (マーガレットコミックス) (マーガレットコミックス)
高2になった爽子たち。なぜかみんな同じクラス――この件についてのエピソードあり――。予定どほり、前巻の終はりに初登場の三浦健人くんが活躍――むしろ暗躍、いやさ明躍――。そして、爽子と翔太の仲は、当然の如く進展しないのであった。 ちなみに、今号はオマケなし。かはりに、『デラックスマーガレット』の方に特性コミックスカバーがついてるさうな――だいたい、コミックス誌ってのはどこでも赤字であり、コミックスが売れることでそれを補填するてふのが一般的構図のやうだが――。そして、巻末にプロフ帖。けふ、12/2は龍の誕生日ではないか。今年のちづからのプレゼントはなんであらうか? | | |
★2008.12.01(Lun)06:31
市大授業2008秋
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| 日曜は秋の「市大授業」。朝から裏方として準備にゆく。諸々ならべるうち、いつの間にか受付開始。残念ながら、今回は50名弱の申し込みなので、どっと来てもさばけるつもりであったが、結局五月雨式の来場で、カケラの混乱もなく、授業は開始。たゞ、進藤先生の授業、1名のみの申し込みだったのに、その1名は缺席で、教育促進支援機構の1回生スタッフの出席者へ向けての授業になってしまった。そして、ドイツ・リートを「実演」する高梨先生の授業の参加者は2名。じつに勿体ないことである。 支援機構学生スタッフとの「放課後トーク」には、高校生8名が残ってくれ、なかなか積極的に質問してくれてた。めでたい。そして打ち上げは「紀月」。すっかり改装され、居酒屋風うどん屋さんから定食屋さんに変貌してゐて吃驚。
(トーク中。司会は、今回のスタッフ・リーダーでもあるサクラコ――小生の指名にみごと答へてくれた――。コース志望に悩み中)
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