本日は、晴天なれど、午後から雨。(。・ω・。)
午前中は、恒例、Conseil Général du Val d’Oise ヴァルドワーズ県議会の表敬訪問。こゝで、むかうの説明をきき、こちらから質問をするのである。
セルジー中心部ではあるが、大学とは別方向にある県議会へゆくため、セルジー・プレフェクチュールで下車、駅上広場でミュリエル先生とまちあはせる。今回は、マリ=フランソワーズ先生も同道してゐる。
徒歩5分ほどで県議会に到着。こゝで問題が。いつでも通訳をしてくれてる、ヴァル・ドワーズの日仏企業コーディネーターでもある橋本さんが到着してゐないてふのだ。えらいことである。イヤな予感もする……。
Résultat: またもミュリエル先生の無茶ぶりで、小生が通訳することに。選択の余地なく、マリ=フランソワーズ先生の助力をあふぎつゝ、県議会副議長氏のヴァル・ドワーズ県の概要説明と、在ヴァル・ドワーズ日系企業・大東化成ヨーロッパの社長さんが、大東化成ヨーロッパについて説明。インクなんかを作ってゐる会社だが、化粧品の材料も作ってゐて、こちらでは、ロレアルやシャネルと化粧品の共同開発をおこなってゐるさうな。
その後、こちらの学生たちの質問、曰く、環境保護のためにおこなってゐることはなにかとか、文化イヴェントにはなにがあるか、虐待児童の保護政策はなにか、犯罪減少のためには、路上のゴミの減少については……など。これらの質問は、あらかじめ県議会の事務局に送付済みなので、むかうも回答は用意済みのはずであるが、小生はいづれもその場で訳してゆかねばならず、大汗モノであった。なにしろ終了後に、ともひろから大変でしたねとねぎらはれたくらゐである。
このやりとり終了後は、これも恒例の記念撮影と軽食パーティーと歌の披露。歌はつかひまはしで「翼をください」だが、小生が急いで訳した――一応、マリ=フランソワーズ先生にチェックはしてもろた――仏語訳を、歌のまへにりさに読みあげてもらったところが、先週より進化したところである。
なほ、ダイドー・フランスの社長は、日本のひとびとの勤勉さや、ビジネス習慣がたいへん好ましいと力説してゐたが、リップ・サーヴィスでもないらしい。
午後は、蝋人形のグレヴァン美術館に向かふかれらとわかれ――やっぱり、をととし行ってたので――、オーシャンにて、夜食や雑誌類を大購入ののち、アパルト・シティへと帰還、ついでに洗濯などした小生であった。
ついでながら、「翼をください」の試訳をあげておく。残念ながら、この仏語で歌ふには、音節が足りないのであった。
Donnez-moi des ailes
Maintenant, si mon souhait se réalise,
Je veux des ailes
Dans mon dos, comme les oiseaux
Donnez-moi des ailes blanches.
Dans les cieux, en étendant les ailes,
Je veux m’envoler.
Dans les cieux sans tristesse et sans obstacles
Je veux y aller en battant des ailes.