フランス研修2013-2日目

By 黒猫亭主人, 2013/09/10

奥がワファ、右手がミュリエル先生。

奥がワファ、右手がミュリエル先生。

府大の非英語履修制度改悪のせゐで、2回生以上の履修者が減ったため、府大では1回生(仏語はじめて4ヶ月たらず!)の学生も、研修に参加できることになってゐる。今回、1回生参加者は、府大の4名。うちりゅうのすけは、高校時代に仏語を学んでゐて、初心者ではないてふ理由により、初心者グループからはづされ、結果的に、初心者3名と既修者9名に分かれての授業となってゐる。初心者3名は、――経費節約のため――P先生みづからがホテルで授業、小生は、既修者組をつれて、セルジー・ポントワーズ大学へとむかふ。

RERのA線の終点セルジー・ル・オーから二タ駅目、Cergy-Préfecture セルジー・プレフェクチュールで下車、徒歩5分の大学の指定の教室――いつも使ってるのとは異なる教室――へ行ってみると、鍵がかかってゐてはひれず。部屋前でまってゐると、この研修の仏側責任者であり、授業も担当してゐるミュリエル先生――小生とは、Muriel, Yoshi と呼びあふ仲――がやってきて、鍵がかかってゐるてふと、けっきょく、いつもの教室へと変更に。

ワファがTAについた授業は、いつもどほりの、かなりゆっくりした話し方のダイレクト・メソッド。M先生は日本語ができないので当然ではあるが、学生たちは――事前授業のをりにいふてあったにもかかはらず、茫然としながら授業をうけてゐる――授業後のちひろの述懐によると、脳味噌沸騰したとのこと――。

午前中の授業の後半は、あすの午後に文化研修でたづねることになるパンテオンについて。どんな施設か、だれが祀られてゐるか、etc.

ラ・デファンスのオーシャンでみたお茶のペットボトル。緑茶と烏龍茶があった。烏龍茶の方は、なぜかサムライ。そして「茶の愉」。

ラ・デファンスのオーシャンでみたお茶のペットボトル。緑茶と烏龍茶があった。烏龍茶の方は、なぜかサムライ。そして「茶の愉」。

小生的には、市大2回生組に去年をしへた我が教科書 Une petite aventure de Kiki le chaton 『ちびキキ パリで迷子』にパンテオンが出てきて、練習問題でもやったのに、ちっとも発言のなかったのがショック――ま、そんなもんやけどね。

午になってP先生と初心者組が合流、学生たちはワファと学食へ、ミュリエル先生、マリ=フランソワーズ先生と小生は、あさっての高校訪問についてのランチ・ミーティングしに、駅前のインド料理屋さんへ。なんだかようわかっとらんあひだに、高校でおこなふアトリエ――作業場、つまり、英語のワークショップ――の内容が決まっていった。

その後、学生たちは、エリザベットとワファにつれられて、セルジー散策へ。小生は La Défense ラ・デファンスの Orange の店にゆき、Plan Let’s go てふデータ通信用 SIM カードを購入。これを Wifi ルータの D25HW――海外使用は SIMフリー。日本では未契約――に差して利用するためである。1週間で、上限1GBまでが9.99ユーロ、約1400円。海外ローミングやレンタルWifiルータより格段に安いのである。

にゃんこのエサばかり3棚ぶんあった。わんこの方は2棚ぶん。

にゃんこのエサばかり3棚ぶんあった。わんこの方は2棚ぶん。

セルジー・ル・オーにもどり、駅前のフランプリで、一面にならぶ猫のエサの写真をとってゐると、男性に話しかけられる。なんで写真とってるんだ? ワタシも猫を飼ってゐる、中国からきたのかい? ワタシは日本人と中国人のちがひがわからないけど、あなたたちはマグレブ系のちがひがわからないだろ? etc. さいごは、ブルース・リーの映画が好きだけど、あれって日本だっけ?

中国でっせとをしへてあげて、異文化交流終了の巻であった。

LINEで送る
Facebook にシェア
[`evernote` not found]