贔屓の作品がテレビ化されるのは、じぶんの評価が正しかったやうな気になって嬉しい反面、作品がメジャーになってしまって残念の感もあるわけだが、この『マイガール』も嵐の相葉くん主演ドラマになって、いささかメジャーに。書店でも平積みである。
今回は、「少しママに似て」るクリーニング屋のおねえさんと仲良くなるコハルちゃんに、やはり母親の影を追ってゐるのだと無力さを感じてしまふ正宗くん。そして、正宗くんのことを好きな会社の同僚・片桐さんと正宗くんの関係は……。
まいど書いてゐるが、ですます調で話すコハルちゃんが良い。返事は「うん」でなく――「うん」も出てくるが――「はい」。いや、たまりまへん。
1963年生まれの韓国の女流作家・孔枝泳(コン・ジヨン)の小説――カン・ドンウォン主演で映画化もされてゐる――が原作の『私たちの幸せな時間』 は、三人を殺した死刑囚・佑と、人生を続ける気力を失ったピアニスト・樹里の交流のハナシ。頑なに面会を拒んでゐた死刑囚が、やがて心を開くやうになるわけだが、じつは死刑囚にはひとつの想ひ出があり、殺人にも隠された事情があったのだが……。
それにしても、佐原ミズ、Wikipedia の項目は「夢花李」で載ってゐるのだが、こっちの名義のはうが有名になっちまったんぢゃないかしらん。
黒猫亭主人さまのレビューにつられて買いました。3巻までですが。
泣きました!
コハルちゃん良いですね!
でもワタシは正宗くんも良いです。
石立鉄男の「パパと呼ばないで」をちょっと思い出しました。
でも、現実のこどもって、こんなにかわいくないですよ(笑)
だから独身なのさ
……
ウソ。
4巻も読みました!
正宗くんと片桐さん、コハルちゃんの気持ちを思うと、
なんとなく「良いお友達」のままでいてほしい気がします。。。