日本フランス語学会、日本フランス語フランス文学会春季大会2010

By 黒猫亭主人, 2010/05/31

じつは父・秀治氏の母校でもある都の西北。

毎度おなじみ、水族館劇場、入場前の外舞台。

翌5/29は、朝から文学会の語学教育委員会へ出席、その後、語学会のシンポへ。酒井くんのオーガナイズによるシンポは、東大の哲学者・野矢茂樹さんと認知言語学者・西村義樹さんに、筑波の仏語学者・渡邊さんをくはへたもの。小生、野矢さんの『哲学・航海日誌』にはだいぶお世話になってゐるので、これは最初から出たかったが、語学教育委員会とかぶってゐて、やはり語学教育委員の愛知県立の長沼さんや熊大の市川さんらとともに会場に到着したときには、すでに主要な議論は終はってしまってゐた。それでも、最後にフロアから質問はてふ問ひかけに、小生、相互行為を念頭におきつつ、登壇者の方々にとって「他者」の位置づけはどうなってるのかと質問。野矢さんは、「これだから他者ってやつは……!」と笑ひをとりつつ、お話してくだすった。シンポ終了後に、挨拶にゆき、じつは『哲学・航海日誌』を、付箋つけまくりで読んだんですと告白すると、ぢゃあ、あれはわたしに話をさせてくれる時間をつくってくれたんですね、と仰有った。さういふ心算では毛頭なかったのだが、結果オーライではある。
翌日の夜は、例によって谷中でお墓参りののち、駒込大観音の光源寺で、水族館劇場観劇。勇気ある方は特別席へてふ作・演出の桃山邑さんのことばにつられて、舞台上手の動く客席へ。舞台が真横から見られるのと、一幕終はりの水が吹き上がるシーンで、動くてふのがウリ。
最近は休団者の相次いだ水族館劇場だが、若手ヒロイン役者が鏡乃有栖にくはへてもうひとり増えてたり、小林虹兒が復帰してたり、めでたいことと思ってたら、駒込に移動してきて10年がたったので、とりあへず一区切りつけ、駒込も最後との由。おやおやとおもひ、打ち上げで桃山さんに確認してみると、いや、けっきょく、なんも決まってないとの返事。もしかすると、来年もこゝでやってるかも、と。
打ち上げの途中には、光源寺の住職さんもあらはれて挨拶し、みんなから拍手喝采をあびてゐたが、かういふことに大変理解のある方のやうだが、はたして、来年の水族館劇場のゆくへは??

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