萩尾望都『レオくん』（小学館 フラワーコミックスα）

By 黒猫亭主人, 2009/07/05

今年でデビュー40周年となる萩尾望都の最新作。猫のレオくんが、小学校に行ったり、お見合ひしてモテモテになったり、漫画家のアシスタントに行ったり、雑誌の編集室で働いたりするハナシ。前作『山へ行く』で始まった「ここではない・どこか」シリーズ式の、「奇妙な味」の漫画である。

しかし、猫が二足歩行し、会話するのは不条理かもしれないが、猫にとって小学校でのルールは大層不条理なのであった。