2010/01/04
贔屓の作家、小沼丹の文庫本。小沼丹と親しく、後半生はおなじく日常描写派となった庄野潤三も昨年9月に亡くなってしまったが、この『村のエトランジェ』は、作者36歳にして出した最初の本であり、収められてゐるのは「フィクション」 […]
2010/01/03
小生贔屓のトジツキハジメ。ほゞ一年前にでた『徒然』は、同人誌掲載作をまとめたもの。BL漫画家の相良直樹は、元ロッカーでいまは巨乳好きのエロ漫画家・恩田寛斗のもとでアシスタントをつとめること5年。そのテクニックと料理他の家 […]
2010/01/01
いちぶでは大変な反響の市川春子。つひに単行本化。2006年の表題作「虫と歌」から、2007年「星の恋人」、2008年「ヴァイオライト」、さうして2009年12月の「日下兄妹」までの4作を収める。じつに年1本の寡作であった […]
2009/12/31
ビッチとそれにふりまはされる男子を描いた『サユリ1号』、小劇場演劇を舞台とした『CUE』など、繊細なアドレッサンスたちを描いた小生贔屓の漫画家村上かつら。昨年6月に刊行されてたのを全然知らず。f(^ー^; 今作は、一転し […]
2009/12/15
さらに登場人物がふえた3巻目。交通事故をおこしたタクシーの運転手・成田くんのハナシ、圓城生徒会長にあこがれる花染高校1年の笛木さんをめぐるハナシ――その母のハナシ、そして生徒会のおてつだひをしたかったのに、圓城生徒会長の […]
2009/12/10
つひにフィナーレ。最後は、怒濤の収束。些か無理から感あり。 燃え尽きてたのだめ、ヤドヴィの太鼓にふれたけっか、我を取り戻し、そこから、かつての夢だった「幼稚園の先生」にすこしちかづいた状態に。千秋くんも、ついに一皮むけま […]