関学出身で、かつて関西フランス語研究会で顔なじみであった中村キミちゃんに頼まれて、やってもえゝでと云ふたところへ、教へ子のマイコも別口で発表することが判明。結局、共同発表することに。
てふわけで、始発ののぞみで獨協大へ。「獨協大学フランス語教授法研究会」、通称 Journée Pédagogique de Dokkyo 2009 に参加するためである。
東京駅の乗り継ぎの途中でメールの返事を書いてゐたら、1限目には間に合はず、発表時間の2限目のあたまに最終打ち合はせするブッツケぶりであったが、まあ、アトリエ――ワークショップのこと――なので、まあこんなもんである。
お題は「理想の教科書づくり」。前期の授業でやったのがこれだったわけであるが、もちろん、こちらが教科書をつくる際の参考にする気まんまんのテーマだ。
授業の結果としては、2チームのうちの片方は「場面・状況シラバス」を、もう片方は「文法・構造シラバス」を採用したにもかかはらず、同じやうなものになってをり、既存の教科書や、じぶんたちが使った教科書、教へられた内容にひっぱられることが判明してゐる。つまり、現在の教科書のだいぶぶんは、さうなるべくしてさうなったわけであるが、ではどこにオリジナリティを出せるのか?
てふわけで、講演をパスして鶴ちゃんに会ひ、その辺のうちあはせと確認を行なったのは、まさに、現在企画中の新教科書のためであった。
日帰りの帰阪は23時過ぎ。流石に草臥れ。