日本フランス語教育学会2009秋

By 黒猫亭主人, 2009/10/19

土日は日本フランス語教育学会の秋季大会@関大。今年度も――あらたに3年任期なのだ――理事の小生、大会担当理事のヘッドをつとめてゐるのだが、今年度からプログラム作成と予稿集の作成も大会担当の役目になって、仕事が増えた。そこで、大会ごとに責任者を置き、任務の分担をはからうと思ったのだが、それを決める間もなく、新理事担当の最初の大会準備が進行、けっきょくヘッドの小生が今大会の担当となって、アレコレやることに。

現場設営も理事の仕事だが、朝から立て看立てなどにゆく。今回、若手男子理事を力仕事にてふわけで、関西から伊勢さん、関東からは、大会担当の國枝さんを召還、設営からバラシまで担当していただいた。殊に初日は、机と椅子を大量に運ぶ労役があり、企画担当理事の大木先生にもだいぶ働いていただいたのだが、翌日は腕が萎えて、髭も剃れなかった由。

今回は、TV5monde を利用した教育法と中高関係を集めた大会で、二日目のシンポは、中等教育におけるフランス語の現状がテーマであったが、コーディネータの橘木先生の報告によると、暁星でも、文理の割合が3:7と理系が増加のけっか、やはり理系はこの先英語てふことで、仏語を第1外国語として履修する学生が減ってゐるさうな。もっとも、センター試験の仏語受験者数は、毎年ほぼ150名である――ちなみに、韓国語受験者数は一時期増大して仏語を抜いたが、最近は減ってきて、仏語以下になってゐる――。これは、第1外国語として仏語を提供してゐる暁星、白百合、カリタス女子、雙葉、聖ドミニコ学園、埼玉県立伊奈総合、岩手県立不来方の合計履修者数の増減にもかかはらず――今年の高1合計で約190人程度――、だいたい一定なことをしめしてゐる。

仕込み・バラシがメインの仕事なので、カッター、マジック、養生テープなどを腰からさげる恰好の小生をみて、みな、口々に「現場のひとだ」といふ。井上さんには、腰にハンマーがささってないのが不思議といはれたが、芝居やってますから、といふたらご納得の態であった。

さて、次回は、2010/5/28の早稲田、大会担当は國枝さん、次々回は11月の関学、大会担当は藤田さん。彼らのために、副担当を設置し、マニュアルを整備せねばなりませんなあ。

そして、この大会準備で止まってた別の仕事群の処理も開始せねば……。

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