【雜文】(1994.4) 『市大かわら版』第10号(大阪市立大学広報活動スタッフ)掲載

「外国語の勉強のしかた」

●テーマ音楽♪
 「ここシダイ国では、大魔王ガイコクゴの支配が続いていた。長年の支配に苦しんだ民衆の中から、ついに、四人の仲間が、ガイコクゴをベンキョーしてしまうべく立ち上がった。……」
●謎の城の近くの平原。「ハツオンが現れた」→(1)戦う(2)逃げる(3)話す。■(2)→「ゲーム・オーバー」初めからやり直し。……。
■(1)→(1)能力を使う(2)アイテムを使う。■(2)→(1)カセット&CD(2)映画(3)辞書&発音記号(4)ヘルプ。■(4)→「(1)=繰り返し音を聴くことで、雰囲気をつかみ、音に慣れる。(2)=(1)に同じだが、映像が付いている。(3)=ハツオンの構造を分析的・視覚的に捉えられる」■(1)→「イントネーションや雰囲気に慣れた。ハツオンは逃げた」
●謎の城近くの洞窟。「タンゴが現れた」→(1)戦う(2)逃げる(3)話す。■(3)→「お前はダンスの一種か、それとも京都府北部か?」「なめとんのか、お前ら。俺をなめると恐ろしい目に会うんだぞ、外国に行って『トイレ』とか『腹痛』とか知らないと、それはそれは恐ろしいことに……」「ええい、勝負だ!」■(1)→(1)能力を使う(2)アイテムを使う。■(1)→(1)何度も書いて憶える(2)簡単な文章にあてはめてパターンとして憶える(3)ヘルプ。■(2)→「基本的な表現の中で語を入れ換えて憶えた。タンゴを倒した。経験値がアップした」
●ダンジョンの中。「ブンポウが現れた」→(1)戦う(2)逃げる(3)話す。■(1)→(1)→(1)人間の「言語」というもののおおよその仕組みを理解する(2)教科書・参考書を丸憶えする(3)理解できるまで教師に訊く(4)ヘルプ。■(1)→「基本的な仕組みを学んだので、細かいところも簡単に憶えられるようになった。ブンポウを倒した。レベルがアップした」
●「センセイが現れた」■(3)→「ダイガクセイなんだから、黙って聞いとるだけではダメだ。積極的に発声・返答・質問しなさい。それに、わしの授業はタメになるから、サボらないように」「ハイ」「センセイが仲間になった」
●「ハツオンが現れた」■(1)→(1)→(1)外国語の歌や台詞を、歌い語る(2)舌や口の構えを練習する(3)留学する(4)ヘルプ。■(1)→「外国人に成りきって発声し、音が出せるようになった。ハツオンを倒した。シンキュウの翼を手に入れた」……セーブ。続く。


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