黒猫亭

黒猫亭主人謹製 贅言蒐・藏書録・教材藏

震災地ヴォランティアの受け入れ可能性――宮本先生のメール

4月7

やはりJR東口の会メンバーにして、船場アートカフェのディレクタ仲間でもある、工学研究科の宮本佳明(かつひろ)先生――阪神淡路大震災で全壊認定された生家を残した「ゼンカイハウス」の設計でも知られる――からのメールを、諒解を得て転載する。理学研究科の村田先生からの問への回答としてポストされたものである。

宮本です。

昨日夜、東京を経由して釜石から戻りました。
レスが遅くなってすみません。

トイレですが、釜石に関してはまったく問題ないです。
正確に言うと、ボランティアを受け入れられるような地域ではそもそもトイレについて問題ない、ということです。

つまり、これは予想通り被災の程度のグラデーションが相当はっきりしていることを意味します。
他にもいろいろ分析して、ようやく被災地全体の構造が見えてきました。メディアではきちんと報道されていないと思います。
途中からどっかで聞きつけたNHKのクルーが我々に帯同しましたが、彼らとて釜石にずっと張り付いているとかで、被災地の全体を把握している訳ではないとのことでした。

一番驚いたのは、地震そのものの被害は想像以上に少ない、というか実質「ない」ということです。これは意外でした。被害のほぼ全てが津波が原因です。日本という国において、どうも人類の歴史上初めて建築については耐震設計が「完成」したようです。

以下が重要なのですが、
おそらく広い被災地全体としておよそ4段階くらいに分類できると思います。
仮に、被災の程度の軽い方から en lire plus »

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震災について知っておいてほしいこと――山名さんのメール

4月4

理学研究科の村田先生――生協の理事仲間でもある――からの要請で、JR杉本町駅に東口をつくりバリアフリーをめざす会のMLに参加したのが2008年8月のこと。まことに多士済々の運動体であり、小生などシンポのポスターを3種類ほどつくっただけだが、そのなかのおひとりに、山名勝さんがいらっしゃる。山名さんは、電動車椅子でどこでもゆけるバリアフリーの世界を目指して諸々行動されていらっしゃるのだが――山名さんのブログ http://kurumaisyu.exblog.jp/――、このたびの震災について、JR東口の会のMLに、以下のやうなメールをポストされた。ひとりでもおほくのかたに知ってほしい内容だったので、諒解を得て、以下に転載させていただく。

 

みなさまへ東日本災害支援について、知って頂きたいことをいくつかお知らせします。

・義援金
どのようなルートからの募金も、特定の相手先へ直接送られる支援金の他は「日本赤十字」か「赤い羽募金」に一旦集められます。
集まった募金は県単位で設置される「配分委員会」によって公平に分配されます。
阪神淡路大震災の時は兵庫県だけでしたから、震災1週間後には暫定配分として、一人10万円が支給されましたが、今回は多県にわたり、また役所ごと被災している町村もあったり、被災者の数が確定されず、未だに配分委員会ができていません。
県単位でなく、広域の配分委員会を作る方向で検討されているようです。
現在、日赤と赤い羽合わせて1000億円以上の義援金が集まっているとのことですが、まだまだ増えるようです。
特定のところに使われる募金として代表的なのは、阪神淡路大震災を機に作られた「ゆめ風基金」があります。これは災害時に一番困った障害者などのために基金を作ろうと設立され、「一人年間1000円を拠出し10年続ける人を10万人集めて10億円の基金を作ろう」というもので、代表者は市大講師もしている牧口一二さんです。
今回はいち早く現地へ入り実情を調べ、既に多くの支援を行っています。
全国的に募金活動中ですが現在4000万円を超しているとのことです。
できれば障害者支援はこの基金へお願いします。
http://homepage3.nifty.com/yumekaze/

・支援物資
各自治体で相手先や品目を分担を決めて支援しようとしています。
被災地からはいろんな要請がありますが、高齢者が杖を持たずに避難して困っているので「杖や歩行車を集めて送ろう」(横浜リハビリセンター)など、今は具体的な要請に応える en lire plus »

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新歓キャンプ2011

4月4

4/1-2は、もはや文学部の顔のひとつとなった教育促進支援機構主催の新入生歓迎キャンプ。ことしは、123名の申し込み――当日、ひとり缺席で、実質参加は122名。うち新入生121名、編入生1名――により、参加率はつひに70%を突破、くはへて企画スタッフ17名――小生をふくむ――、当日スタッフ14名、スタッフ総数31名も過去最大規模であり、総勢153名も、史上最大数となった。

去年は水疱瘡騒動があったが、ことしは恙なく終了。両日とも快晴に恵まれ――ダイさんの雨男疑惑も霽れた――、よろづめでたいキャンプであった。

去年の9月にスタッフ募集を開始、10月に始動して以来6ヶ月以上にわたった企画も、 en lire plus »

宇仁田ゆみ『うさぎドロップ』1-8(祥伝社FC)

4月4

うさぎドロップ (1) (FC (380))うさぎドロップ 8 (Feelコミックス)

東浩紀はベーシック・インカム論者として知られるが、その東が原案を書いたアニメが、1月から放映されてゐる「フラクタル」。ハルヒの山寛(ヤマカン)こと山本寛(ゆたか)監督が、これがコケたら引退も辞さずてふ意気込みの深夜アニメである。世界観の設定として、全世界の人間が、基礎所得を受けとって暮らしてゐることになってをり、これはベーシック・インカムの実現てふことであらう。たゞ、この世界を統治してゐるフラクタル・システムは、発明以来一千年、綻びが出はじめてゐるてふのが、モノガタリの出だしだ。

このフラクタルは、フジテレビのノイタミナ noitamina ―― amimation の逆読み――枠の作品だが、この7月からノイタミナで放映されるアニメのひとつであり、松山ケンイチと、今をときめく名幼女優・芦田愛菜による実写映画も8月公開予定なのが、「うさぎドロップ」。原作の漫画は、『FEEL YOUNG』で連載中である。

先月の芝居のホンの参考てふ口実で全巻大人買ひ&一気読みしたが、いや、まゐりました。なににか? ヒロインのりんちゃんにである。以下ネタバレあり。 en lire plus »

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卒業式2011

3月25

学位記を授与されるマリナ。

かつての仏語の教へ子たちともけふが最後。

てふわけで、卒業式。例によって、田中記念館での学位授与式後、教育促進支援機構の個人表彰式が開催され、小生は、司会をつとめた。

その後は、教員の親睦組織である文学会と教育促進支援機構共催の懇親会。じつは文学会から20万円、教育促進支援機構から5万円が投入されてゐる。

ことしは、教育促進支援機構でも活躍してくれたマサルやマイコ、チィ、メグ、カナコらの卒業の日でもある。みんなフランス語の教へ子でもあった。そのほか、最初の新歓キャンプ時の新入生たちで、ぼくが班長をつとめた第1班の班員たちともおわかれである。つぎに会ふのはいつの日か。

でも、 en lire plus »

『ふらんす』2011年4月号(白水社)

3月22

ふらんす 2011年 04月号 [雑誌] 昨年12/18に東くだりしたのは、この号にのせる対談のためであった。タイトルは「レナとヨシのフランス語学習チョイ足しレシピ」。内容は、フランス語の初級修了者むけ学習法について。相手は、清岡智比古さんとラジオやらなんやらで相方をつとめられ、かねがねお会ひしたいとおもってゐたレナ・ジュンタ Léna GIUNTA さん。じつにステキでオモロいごりょんさんであった。

白水社の一室にて、アミ編集長をまじへて雑談し、それを小生がまとめるてふ段取りであったが、頗る盛り上がって、時間を超過しまくり、おかげで、まとめた原稿も10ページになってしまって、短くするのに往生したものである。けっきょく、4月号のみの予定だった対談は、まさかの続き物となり、5月号にも掲載されちゃふぞ。

神田の「太田姫稲荷」。京都府久世郡久御山町にある一口(いもあらひ)稲荷神社が勧進されたものらしい。

天下の白水社。対談後は、ナオシ社長に神田の藪蕎麦をご馳走に。

そして、この『ふらんす』、毎号大層充実した内容であるが、今年度の連載陣も強力である。文法記事には関西仏語学者の重鎮のひとり曽我祐典先生が復帰、語彙記事はフランスでもお世話になった青木三郎先生が登板、ほかにも高瀬トモちゃん、田中さっちゃん先生、高遠弘美先生らがご執筆。これで1000円は安おまっせ、奥さん。

4月からのNHKのテレビとラジオの仏語講座の案内も掲載されてゐて、ラジオは國枝さん、テレビは清岡さんが登板である。てか、清岡さん、来年もしマンスリー・アートカフェがあったら、ぜひゲストで来とくんなはれ。(^-^;)

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