日本國憲法前文

By 黒猫亭主人, 2011/05/03

憲法記念日である。

清志郎死して二年。タイマーズの「サマータイムブルース」が脚光をあびる――コーラスに現秋元康夫人にして元おにゃんこの高井麻巳子が参加してゐるぞ――なか、一昨年に書いたブログはコチラ

そして、昨年は、那っちゃんが死んでしまったが、パックと憲法前文についてはコチラに書いた。

だが、やはり、「そもそも國政は、國民の嚴肅な信託によるもの」や「國際社會において、名譽ある地位を占めたい」と宣言してゐることを思ひ起こすためにも、前文を貼り付けておかう。

日本國民は、正當に選擧された國會における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸國民との協和による成果と、わが國全土にわたつて自由のもたらす惠澤を確保し、政府の行爲によつて再び戰爭の慘禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主權が國民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも國政は、國民の嚴肅な信託によるものであつて、その權威は國民に由來し、その權力は國民の代表者がこれを行使し、その福利は國民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本國民は、恆久の平和を念願し、人間相互の關係を支配する崇高な理想を深く自覺するのであつて、平和を愛する諸國民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、專制と隸從、壓迫と偏狹を地上から永遠に除去しようと努めてゐる國際社會において、名譽ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の國民が、ひとしく恐怖と缺乏から免かれ、平和のうちに生存する權利を有することを確認する。
われらは、いづれの國家も、自國のことのみに專念して他國を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に從ふことは、自國の主權を維持し、他國と對等關係に立たうとする各國の責務であると信ずる。
日本國民は、國家の名譽にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

ちなみに、小生が旧仮名遣ひ、本字体にこだはるのは、憲法の原文が読めるためてふのも一因だったり。(原文はコチラ

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One Comment

  1. るな より:

    黒猫亭主人さんが旧仮名遣い、本字体にこだはる理由にすごく感激しました(^O^)やっとパソ環境が整い、黒猫亭主人さんの日記にコメントを書き込めるようになったるなより☆