金沢行き

By 黒猫亭主人, 2011/03/01

雪に閉ざされた金大。こんなときのために、屋根付き回廊が存在する。

一昨年の夏に集中講義にいった金沢大学から、こんどは講演にきてくれてふお座敷がかかったので、あれやこれやの合間をぬふて、2/22に参上する。もちろん、日帰りである。

金沢大学外国語教育研究センターが毎年開催してゐるFDの一環で、ことしのお題は「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の理念と実践 ――言語教育における複言語主義と語学ポートフォリオの活用」。ポートフォリオなら福島が、てふ粕谷さんからの情報でのお声がけで、複言語主義の方は、この手の話題ではお馴染み、京大の西山さんが呼ばれ、関西仏語教育界から、ふたりうちそろっての登壇とはあいなった。

しかし、毎日が綱渡りの小生、ゆきのサンダーバード車中でもパワポをいぢり、吐きさうになりながら到着、こんどは積雪ののこる金大で一席うかがったのち、浅野川ぞひの鍋料理屋でご馳走になり、さりながら、ラストまでは残るあたはず、中座で失礼し、サンダーバード車上のひととなったのであった。

責任者の大藪先生――妹さんが市大の生科の院生でいらした由――はじめ、金大の先生方は大層 sympa で、駒場の仕事仲間であった三上先生、かつてウチの特任だったエマニュエルとも――ついでに、ウチの独文出身の佐藤くんにも――久闊を叙せて、愉快な半日をすごせたことを、こゝに記して感謝感激。

ちなみに、ゆきしに金沢駅から乗った個人タクシーの運転手さんが、神秘的体験やら独自の宇宙論やらを語ってくれる趣き深いひとであったのだが、詳細は割愛だ。

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