黒猫亭

黒猫亭主人謹製 贅言蒐・藏書録・教材藏

金大集中終了

8月29
大層ひろい金大の敷地。ちなみに「金大」は「キンダイ」と発音する

大層ひろい金大の敷地。ちなみに「金大」は「キンダイ」と発音する

すでに大学の構内。遥か奥に見えるのがゲストハウス

すでに大学の構内。遥か奥に見えるのがゲストハウス

集中講義の出席者は7名。公務員講座とかぶったので、そちらに行っちゃった子もゐるやうだが、代はりに、会社勤めを御定年の後に大学院に入学なすった哲学の院生さんが受講。総じて真面目な学生さんばかりであった。しかし、ネタが、前半2日が語史、後半2日がコミュニケーション論と、ふつうの授業ふたつぶん、すなはち1年分の授業を――もちろん、端折りつゝ――まとめてやったので、みなさん、ついてくのが大変だったのではあるまいか。小生も、流石に草臥れて、最終日は、あんまり立って喋んなかった。

モダンなつくりのゲストハウス。左は留学生用宿舎

モダンなつくりのゲストハウス。左は留学生用宿舎

ほとんどは仏文の専攻生だが、ひとり他の専攻生がゐて、彼女は現代美術が好きだてふから、21世紀美術館に行ったハナシをすると、丁度開催中の「未完の横尾忠則――君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの」のなかに展示されゐた「天国と地獄の模写」――一般公募で集まった「横尾工房」のメンバーが模写した絵をずらりと並べたもの――のなかの一枚を描いたのだといふ。そりゃすごい、記念に絵はもらへるのかね? トたずねたら、もらへないのだと教へてくれた。なるほど「君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの」なのであった。

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金沢大学集中講義

8月24
まるいので有名な金沢21世紀美術館。

まるいので有名な金沢21世紀美術館。

かのイースの伝説のごとく、水中に沈んださまに見える、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。

かのイースの伝説のごとく、水中に沈んださまに見える、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。

〆切やら指導論文読みやらじぶんの登場シーン書きやらなんやら、わけのわからん状態のまゝ、国際救助隊にはあらねど、サンダーバード上のひととなり、一路湖西線から、武生、マイミクのまぁきさんが骨休めに行ってきたばかりの芦原温泉――じつは、母方の Papy のお墓があるにもかかはらず、まったく参りに行ってない場所でもあるのだが――を横目に見ながらとほりすぎ、2時間半ばかりで古都・金沢へ。S先生が呼んでくだすった集中講義のためである。

下から見るとこんなかんじ。じつは水深10cm。

下から見るとこんなかんじ。じつは水深10cm。

「よしや/うらぶれて異土の乞食(かたゐ)となるとても /帰るところにあるまじや」とうたった室生犀星は、机の前に犀川の写真を貼ってたらしい。

「よしや/うらぶれて異土の乞食(かたゐ)となるとても /帰るところにあるまじや」とうたった室生犀星は、机の前に犀川の写真を貼ってたらしい。

けっきょく、授業用のプリントまにあはず、モバイル・プリンタ持参となったバタバタぶりだが、なんとか金大の緑あふれる――この大学は、山のうへの広大な敷地に移転してゐるのだ――ゲストハウスに投宿。ビジネスホテル風であるが、なかなか広くて快適だ。

前に集中講義に行った山口大学は中原中也の故郷であったが、中也は、子ども時代、金沢にも住んでゐたのであった。

前に集中講義に行った山口大学は中原中也の故郷であったが、中也は、子ども時代、金沢にも住んでゐたのであった。

マルキューもあるぞ。

マルキューもあるぞ。

S先生の車で送っていただき、しばし街を散策。流石は加賀百万石の城下町、見るべきものもたいさうあるが、日程的に、もはやうろつく時間もとれないので、ピンポイントでまはる。夜は、S先生が歓迎の席を設けてくださり、仏語のW先生、中国語のO先生といっしょに、O先生も太鼓判の、中華料理屋らしからぬ中華料理――S先生曰く「金沢料理」ださうな――をご馳走になる。席上、W先生は、小生がとんとご無沙汰の Flench Bloom Net のライターのおひとりだったとか、O先生は、市大中文のS老師の大学の同級生だとかが判明したりするのだった。

そして、まだ準備は終はらない……。

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オープンキャンパス2009終了

8月8

最近のオープンキャンパスは、各大学、学生スタッフを雇ってあれこれやらせてるやうだが――たとへば神戸大発達科学部神戸女学院大学東大――、大阪市立大学文学部は、教育促進支援機構の学生スタッフが、全面的に企画・運営してゐる

ブースに陣取る増田先生。ちなみに、写真用のやらせポーズ。

ブースに陣取る増田先生。ポーズはヤラセ。

スタッフ・ポロシャツを着て案内に立つ進藤先生。

スタッフ・ポロシャツを着て案内に立つ進藤先生。

8/6は8:30集合で、小会議室でミーティング、諸々確認のうへ、学部説明会・受付チームとともに田中記念館へ。照明ブースのセッティングをして、ついでに写真を撮る。ちなみに、オペレータは、ことしも増田先生にお願ひしてゐる。Merci 増田さん! なにしろ、前日のリハに小生は立ち会へないので、オペレータを指導できなかったのだ。

当日にはやることがない『ええもん』チームは、受付を担当。ぐりとにーに。

当日にはやることがない『ええもん』チームは、受付を担当。

空調の効いた820教室で最後の説明をするツアーの「8号館コース」。

820教室で最後の説明をするツアーの「8号館コース」。

1ステ目は早々に満員打ち止め。このため、文学部棟には朝から人があふれ、先輩ブースは、予定時間を早めて開始。おかげで当日スタッフへの説明時間がなくなってしまった。

2ステ目は八分の入りであったが、それでも、初日で900名ほど。市大授業の宣伝をやった小林先生の小芝居が受け、そのせゐか、はやくもオンラインでの申込者が――じつは、申し込み開始は一ト月後なのだが、フライング推奨である――。

今年から会議室も利用。

今年から会議室も利用。

暑いことだけが残念なロビーの先輩ブース。

暑いことだけが残念なロビーの先輩ブース。

昨年にひきつづき、学内ツアーは大人気。今年から、旧教養地区コースを増やしたのだが、この所用時間の長い方にも人気があり、定員オーヴァーの回がほとんどである。

仏語版の『魔女の宅急便』を見てゐるユタカとコトエ。ちなみに、高校でも先輩後輩のあひだがら。

仏語版の『魔女の宅急便』を見てゐるユタカとコトエ。ちなみに、高校でも先輩後輩のあひだがらだ。

ちなみに仏語圏ブースの出し物は、昨年にひきつづきユタカのワンポイント・フランス語レッスンと、小生の用意したお土産――エッフェル塔チャームと絵はがき――で、17名程度だったらしい。毎年一番人気の心理でも60名程度だったさうで、まあまあの入り。

17時からはふりかへりのミーティング。要するに反省会である。ツアーの当日スタッフをやってくれたのんちとまいまいは、昨年度のツアー企画スタッフだったため、あれこれダメ出しをしてくれたし、同じくツアー・スタッフのリーダーだったカジ――現在社会人。なのにOC当日スタッフとして参加――も意見を出してくれたため、ツアー・チームは、けっきょく門限まで手直しすることに。

小生も、学部説明会で体験談をスピーチしたひぃとバタオに、当日撮ったヴィデオを見せて、いささかアドヴァイス。人間、じぶんがどんな姿でやってるかてふことは、わかんないもんなのだ。

ツアー・チームにアドヴァイスしてゐるダイ。

ツアー・チームにアドヴァイスしてゐるダイ。

8/7も9時からミーティングののち、田中記念館で照明セッティングし、文学部棟にもどって、来場者をさばく。この日も、学部説明会は早々に満員札止め。数分の遅れで入場できず、ご不満げな母子連れを説得して先輩ブースに案内、小生みづから諸々説明。なんでもフランス語に関心あるんだけど、英語が苦手なんでてふ娘さんには、そのてんはまったく問題ないと、専門家として説明。とちゅうからナギサと交代して、受験についてしゃべってもらったが、満足いただけたやうだ。交代した相手は、芝居に関心ありてふ女子。芝居やら留学やらについてはなす。

首タオルの肩が、文のOCを統括してゐるOC委員長の大場先生@入試実施委員。

首タオルの人が、文のOCを統括してゐるOC委員長の大場先生@入試実施委員。

かくして、全企画つつがなく終了。仏語圏ブースも、30名弱と、昨日より客足増であったが、全体的にも増えた感じ。学部案内などの配付資料は、およそ2300部がハケてゐた。またまた昨年より参加者増とおもはれる。

17:30から鳥秀にて、OC委員、OCスタッフ、学部案内チームも入れて、教員・学生合同で打ち上げ。総勢40名ほどが参加。さまざまの声を聞く。小林先生の呼びかけにこたへて、10・12、市大授業に結集の意を表明する学生も。このいきほひで、コースガイダンス、L-1、新歓キャンプもやってほしいものだ。

LET全国大会2009

8月6

流通科学大学。あの中内功が創設。

流通科学大学。あの中内功が創設。

大会受付。右のふたりは、いっしょに受付やってたKさんとバイトの流科大生Mさん。

大会受付。右のふたりは、いっしょに受付やってたKさんとバイトの流科大生Mさん。

外国語教育メディア学会(LET)てふところは、関東、中部、関西、九州・沖縄の4支部からなってをり、本部は、会長を出してゐる支部に置かれるてふ、通常の学会とは些か異なる形式をとってゐる。そして、全国大会の運営も、これら4支部のまはりもちであり、大所帯の関東、関西は3年に1度、中部と九・沖は交互に開催するので、6年に1度、担当がまはってくることになる。

てふわけで、今年は2006年の京産大以来の関西支部担当大会。場所は、東副支部長と水本全国大会事務局長のお膝元、流通科学大学である。場所は、神戸の北、神戸市外大、神戸芸術工科大などがあつまる学園都市。ここへ朝から出張って受付するのが小生の仕事であったが、下にも書いたごとく、8/5は徹夜明けのため、受付でも、気がつけば眠ってゐるてふアリサマで、前をとほりかかった名部井さんには「寝たらアカンよ」と云はれるしまつであった。

そして、17時前には受付終了で、インフル休校の補講――2部の2限目――のため、懇親会には出られず退出。しかし、教室にいってみると、最後の授業だといふのに、2人しかゐないのであった……。

授業終了後、会議室と小会議室に顔をだし、オープンキャンパスのスタッフたちと作業をして帰宅。あー、眠かった。

深夜作業

8月5

8/4は朝からLETの全国大会で神戸の学園都市まで出かけて、ワークショップの受付に張り付き、17時前に出発して、18:30ごろ大学到着。教育促進支援機構の部屋にゆくと、マサルとポールが、文学部案内の別冊パンフ『ええもん』vol.5 の製本をしてゐる。ページ数は22。一瞥して、このペースではいったいどれくらゐかかるかわからんと判断、幸ひにも残業してらしたEさんに交渉して、事務室からソート・マシンを借りだし、ホチキスのみ人海戦術とする。

ソート・マシンさま。右はホチキス止めに従事するポール。

ソート・マシンさま。右はホチキス止めに従事するポール。

苦節6時間。やっと完成。

苦節6時間。やっと完成。

しかし、如何にソート・マシンといへど、流石に3000部のソートはなかなか進まない。マサルはバイトに行かねばならんといふ。こゝでふたたび決断。マサルは22時前にバイトから戻ってこれるてふことなので、急遽、時間外施設利用届を提出して、泊まり込み体制に。ふたりでやるつもりだったが、のぶ、たむ、ひかの学内ツアー・チームも残ってくれ、ジャスト1時に、最後のホチキス止めを完了することができた。これで、翌日の配付資料セットの作業に間に合ったわけである。

ついでに、残り時間でポロシャツの不足分を作成、学部説明会の最後に付ける、午後の企画説明の内容を詰めて、完徹。その後、早朝に学校を出、自宅に一瞬よって、シャワーと朝食ののち、ふたたび神戸の学園都市にむかふのであった。