4月30

解散前の挨拶をする土屋貴志先生(右から二人目。医療倫理学で有名)と、学生スタッフたち。
土曜からひきこんだ風邪が悪化して、到頭火曜日は午前中を休講にするほど病んでゐるなかを、29日は休日にも拘らず朝から出勤。「文学部を知りたい人のための市大授業」の日だからである。尤も、朝の7時までくたばってゐて、もろもろの準備は、8時半に登校してからすませるハメになったし――のみならず、他の仕事も悉く停滞中。ヤレヤレ――、寒気がとれないので、日陰に坐わってゐる受付作業は、添田先生に交代してもらったりして、模擬授業中は、日向でぼうっとしてるだけのありさまであった。
小生は「地域貢献推進委員会」のオブザーヴァなので仕事をしてゐるのだが、前回の秋の市大授業から正式企画となった、模擬授業のあとの文学部生とのフリートークは、教育促進支援機構の担当なので、そっちの面でも参加せざるをえないことになってゐる。ちなみに、トーク企画のヘッドは、昨年秋に引き続きサクラコである。
模擬授業参加者150名弱中、フリートークには40名弱が参加してくれ、アンケートによるとまあまあ好評。スタッフ側は、1回生が4名――うち3人はフランス語の時間に勧誘――が参加してくれ、今年の秋――もう11/15に決まってゐる――には、このなかのだれかがヘッドをやってくれることを期待するのだが……。
4月27
昨日は、地理の山野先生の退任記念記念祝賀会。天王寺東映ホテルで、内輪のみならず、人文地理学会関係者もあつめ、麗々しくをこなはれた。小生、突然の気温低下のせゐでうっかり風邪をひいてしまったが、体調不良を押して参上する。もちろん、地理のOB・OGも来てゐて、同期のOや後輩のNと久闊を叙すことに。
小生はもちろんスーツ姿であったが、金児学長が寄ってきて、「福島がこんなん着てるとはなあ。緑色の着物でくるんちゃふかと云はれとったで」、とひとを幇間(たいこもち)の如く仰有る。
途中、山野先生の来し方を写真で振り返る企画があったが、来賓でもあった金児学長、中村副学長の若いこと。一見では、誰だか同定不能である。山野先生は、挨拶のなかで、「改革委員長」――この山野委員会が、それまでの5学科を3学科15コースに改める案を作った――になったのが、その後の人生に大きな影響をあたへたと話していらしったが、その委員会に仏文代表で出たのが小生――当時、着任2年目。まだ助手! 「言語情報」と「表現文化」てふ新設2コースの基本設定を、独文の委員であった松村先生とふたりで設計したのはこのときのことだ――であり、小生の人生にも大層影響をあたへたといへよう。
そして、最後に、山野先生を囲んでの写真撮影があったのだが、最前列は、現在の地理学教室代表・山崎先生をのぞき、金児先生、山野先生、阪口先生、中村先生、栄原先生、谷先生、村田先生と、7代14年――厳密には13年目。残念ながら、増田先生のみご缺席――に渡る学部長・研究科長が居ならぶてふ、スゴすぎる状態となったのであった。
4月26

テントは初観劇か? 写メ撮る若者たち。そして、精華がなくなったら、紅テントはいづこへ……。
唐組第43回公演は、台東区三ノ輪のお汁粉屋「デカダン」を舞台に、そのデカダンに居候する似顔絵描き・泡之二郎(稲荷卓央)が、最期を看取った隣町南千住の元炭坑夫の老人・波原(辻孝彦)に手渡された、黒い表紙の就労証明手帳をめぐるモノガタリ。敵役は、その黒手帳を回収しようとする合板製作会社社長の暮谷(くれや; 久保井研)と、その弟にして介護老人支援の職にある偵三(鳥山昌克)――ラスト近くには、南千住いろは商店街会長の千住(辻孝彦)も参加――、守らうとするのは、二郎のほか、かつての似顔絵描き仲間・田口(唐十郎)と横路とデカダンの店員・庵(赤松由美)。二組の間で、黒手帳は文字どほり引き裂かれるが、そこに手を差しのべるのは、夢野久作の「斜坑」を諳んじる少年・玄児(大鶴美仁音)。讀賣新聞に連載の『朝顔男』で仕込んだ「海底炭田」のネタと、唐領域の台東区、これまたお馴染みの物神崇拝(フェチシズム)が一体となった作品だ。 Lire le reste »
4月26
玉木宏主演でドラマになったので有名な――綾瀬はるかを出すべく、設定に大きな変更が加へられてゐる。そして奈良の観光客を増やしたてふが、ほんまか?――直木賞候補作。研究室の助手との折り合ひの悪さから、教授に、大学院を休学して、二学期間てふ期間限定の高校教師を薦められた主人公は、奈良の平城宮跡の横にある奈良女学館てふ女子校に、理科の教師として赴任する。そこで、学生のいたづらに悩まされたり、胡散臭げな教頭に遭ったり、マドンナがゐたりする。 Lire le reste »
4月26
映画にも舞台にもなった『鴨川ホルモー』の余滴ともいふべき六つのハナシを蒐めた『ホルモー六景』。京都産業大学玄武組の女傑ふたりの恋と友情バナシ、楠木ふみのバイト話――語り手は、バイト仲間の高校生男子――、梶井基次郎のラヴ・レター、芦屋の元カノとかつて存在した「中央」のチーム「同志社大学黄竜陣」復活ストーリー、東京にもホルモーがあったのかバナシ、そして織田信長の長持に生ずる奇譚――『鹿男あをによし』とのリンクあり――と、帯にもあるとほり、全篇「恋」にまつはるオハナシが綴られる。勿論を『鴨川ホルモー』読んで置いた方がよからう。 Lire le reste »